学資保険代わりに外貨建て保険や変額保険を提案されたがどうしたらいいでしょうか
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kdubbww3さん
(40代)
子どもが生まれて(現在1歳)、学資保険を備えたいと思い保険ショップで相談したのですが、「今は低金利で学資保険は貯蓄性が低い」ということで、
・ドル建ての終身保険
・変額終身保険
・変額有期保険
を提案されました。
それぞれどのようにメリットデメリットがあるのでしょうか?
特に 変額終身保険 変額有期保険 の違いを知りたいです。
(相談した人からも説明を受けたのですが、セカンドオピニオン的にアドバイスいただきたいです。)
よろしくお願い致します。
京都府
5.0
kdubbww3さん
ご質問ありがとうございます。ホロスプランニングの牧村と申します。
お子様の教育資金を貯めるための方法としてどのような保険(商品)がよいか?というご質問ですね。
まず、お考えいただきたいのは、kdubbww3さんがいつ使うために保険に加入するのか?ということです。
・中学校進学時(13歳)
・高校進学時 (16歳)
・大学進学時 (19歳)
・大学院進学時(22歳)
・海外留学等 (19~22歳?)
kdubbww3さんは、どの時期を想定しておられますか?
保険ショップや保険販売員は多くの場合、大学進学時を想定して商品を当て込んで説明を行うことが多いと感じております。しかしながら、kdubbww3さんの使いたいと思うタイミングと合致しておられますでしょうか?
教育費を変額や外貨などで貯蓄する場合、必要な時に使えないかもしれないリスクがございます。
(例)
外貨の場合:必要な時に大幅に円高になってしまい、満期及び解約すると損失になってしまう。
変額の場合:必要な時に大幅に相場が下落してしまい、満期及び解約すると損失になってしまう。
★わたくしのアドバイスとしては、必要と想定する時期の1~2年前には、現金化できるように加入するということです。
例えば、大学進学用であれば16歳~17歳時には現金化できるように加入するということです。
もし、大学進学のための加入として18歳時や19歳時では、上記の必要な時に使えないリスクをもろにかぶってしまいます。
タイミングを1~2年前倒しすることによって、ご自身で良い時を選んでいただくことにより、使えないかもしれないリスクを軽減することが可能です。また、想定外の支出にも対応することが可能になります。
最期に、わたくしは、外貨や変額で教育資金を貯めることは賛成です。
ただし、使いたい時期の1~2年手前で現金化できるように準備することで、使えないかもしれないリスクを低減できることが一番のポイントであると考えております。
商品の細かい説明や内容は他のFPの回答を参考にしていただければと思います。
また、変額や外貨も多くの保険会社が取り扱っております。
複数扱っているFPや保険ショップにご相談いただき比較検討していただければと思います。
さらに詳しいことが聞きたいなと思った場合は、追加コメントをいただくか、外貨、変額保険および資産運用に詳しいFPにご相談いただけると良いかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
牧村
2021-01-22
25
東京都
5.0
kdubbww3様
こんにちは、GFP株式会社の小川です。
学資についてのご質問ですね。
「学資保険代わりに外貨建て保険や変額保険を提案されたがどうしたらいいでしょうか」
結論からいうと大賛成です。
既に説明を受けられたとの事ですので、確認の意味でお読み頂ければと存じます。
一般的な学資保険(一部ではこども保険という名称のものもあります)は昨今の低金利(マイナス金利という言葉は耳にされたことはおありかと存じます)で正直物価上昇率に見合う利率がありません。
額面では確かに増える(もしくは同額)のですが貨幣価値を考えたら明らかに目減りしています。
円建て養老保険の一種である学資保険は、運用に日本国債をメインとしていますが、日本国債は正直利息が殆どつきません(代表的な例として銀行の利息をお考え頂ければわかるかと思います)。
そこで、より利率の良い外貨建て、もしくはより高い利率が期待できる変額(主として株式運用)となります。
私がご提案する際も外貨建てや変額をご案内します。
ではメリット・デメリットについてですが、
①外貨建て
・円建てに比べよい利率であり、また万が一の死亡保険金も大きい。
・あくまで外貨建て=しはらいは外貨なので為替の影響で毎月の支払が上下する、受け取る保険金や解約(もしくは満期)に伴う受取金が変動する。また支払いの際に為替手数料(銀行に支払う通貨交換手数料)が掛かる(1米ドルあたり1銭~50銭)。
②変額
・運用が債券ではなく株式を選ぶことでより高い利率が期待できる。
・解約(もしくは満期)に伴う受取金は元本保証されていないので、受取時のタイミングで株価暴落などの状況(ブラックマンデーなど)だった場合、大きく割り込む可能性がある。
ただ、①外貨建て②変額とも、それぞれリスクの回避方法はありますので、その点も踏まえた上でお決めになるとよろしいかと思います。
①外貨建て
為替の状況が悪い(極端な円高)時は一旦外貨で受け取り為替が元に戻ったタイミングで円に交換する。それまでは一時的に教育ローンなどで代用し、為替が良くなったタイミングで返済にあてる。
②変額
満期(もしくは使う予定の時)の半年前など株価が安定しているタイミングで運用先を国債などへ変更し運用利益を確定させる。
ご提案された方がメリット・デメリット・リスクとリスク回避方法まで含めご説明出来ていれば良いのですが。念の為、記載をさせて頂きました。
外貨建てにせよ変額にせよ、終身タイプよりは養老(有期)タイプの方が基本的により貯蓄性は高いので、養老(有期)タイプをお勧めします。
ご不明点・追加のご質問等が御座いましたら当サイト(保険のQ&A)をご活用頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
2021-01-21
12
広島県
kdubbww3様
ファイナンシャルプランナーの眞野です。
保険ショプの推奨された・ドル建ての終身保険・変額終身保険・変額有期保険のメリットは、円建ての学資保険よりは貯蓄性が高いという点はメリットだと思います。
一方でデメリットは下記の通りです。
・ドル建ての終身保険
為替変動のリスクがある。(17年後が円安ならプラス要因、円高であればマイナス要因。)
・変額終身保険
投資信託で運用するので受取額の変動リスクがある。
・変額有期保険
終身と同様に、投資信託で運用するので受取額の変動リスクがある。変額終身と比較すれば効率が良い。
要するに、為替や株式市場の動向次第なので、メリット・デメリットを理解した上で、判断するしかないと思います。(17年後のことは誰も予測はできないので)
個人的には、ご加入の目的が17年後のお子様の教育資金であり、17年後には確実に必要になる資金なので、不確実な商品よりは、返戻率(受取額÷累計掛金)が102~3%であれば、確実性のある学資保険にするかもしれません。
あるいは、保険会社の運用商品よりは、自由度が高く、積立効率の良い「つみたてNISA口座」で運用することも考えるかもしれません。
セカンドオピニオンとして少しでも参考になれば幸いです。
2021-01-22
11
宮城県
5.0
kdubbww3さん、こんにちは。
保険の種類によるメリット・デメリットではなく、ご自身がそれを申し込む目的で考えてみてください。
今回はお子様の学資代わりなので、終身使うのではなく高校卒業時に解約前提であるということです。
終身であるメリットはその時点で考える必要は無くなります。目的はお子様の進学資金ですので、合格時に突然必要となることを最優先で考えねばなりません。私の子供は推薦で進学したので想定していた3月ではなく11月に入学金が必要となりました。しかも合格から支払いまでの期日が非常に短いです、その時にそう都合よく円安になるとは限りません。ですから外貨建ては積極的にオススメしたくありません。
商品性能の説明にはあまり意味がありません、大事なのはその方の状況や目的です。子育てをしたことない保険屋ですと商品性能しか考えてくれません。ご自身がご納得いかずに他の保険屋に確認したいとお感じなのは、そういう免での不安や不満があるからだと思います。
申し込まれる前に何箇所かでそういう観点で相談することをオススメします。
2021-01-21
6
大阪府
そもそも論ですが、マイナス金利の時代に20年弱でそれなりにお金を増やすには相応のリスクが伴うとご理解下さい。
銀行で寝かせるよりは死亡保障があるから保険に入ろうという考え方が正しいかと思います。
終身と定期では、運用に回すとお金と死亡保障に回すお金の割合が違います。終身は死ぬまでの保険料なので運用のお金が少なくなります。外貨建てはアメリカの国債で運用するので円よりはマシというレベル。為替リスクがあります。
結論から言うと変額養老保険で契約期間を最長にするのがオススメです。ただ、どれも学資目的には不適格です。18年後がベストとは言い切れないからです。普通の貯金と両建てでお金を貯めてください。
2021-01-21
6
静岡県
外貨建は為替次第なのと外貨であってもかなりの低金利なのでメリットが思い当たりません。
変額終身保険会社は終身保険は有期型に比べると運用に回せる資金が少ないので学資にはむきませんからそもそも比較対象になりません。
保険だと有期型の変額保険となりますが変額の場合ポートフォリオが肝心要で投資に詳しい相談相手を探されるのが良いかと思います。
2021-01-21
4
石川県
万が一の死亡保障に既に十分な保険契約があるのでしたら
NISA口座での積立をお勧めします。
運用する銘柄をご自身のリスク許容度に沿って選択してください。
積立の金額や途中での引出し、掛金の変更、停止など自由に行えます。
10年以上の積立期間があればリスクも軽減されますのでお勧めいたします。
運用銘柄は金融機関によって大きく違いますので、口座を開設される金融機関の選択も重要です。
2021-01-22
4
福岡県
5.0
福岡でFPをしていますタンベです。
ドル建て終身保険
変額終身保険
変額保険有期型
まずは、それぞれのメリット・デメリットから…
・ドル建て終身保険
メリット
固定金利
デメリット
・固定金利ではあるが以前とは違い金利が低くなっており、貯蓄性はあまりない
・ドル建てでやっているため、為替の影響をいいも悪いも受ける
・変額保険終身型
メリット
・投資信託で運用するため、いいも悪いもリスク(いい方と悪い方のふり幅の事)が出やすい
デメリット
・上記メリットに加え、保険費用に取られる割合が有期型に比べて高い(運用に回るお金が少なくなりあまり増えない)
・変額保険有期型
メリット
変額保険終身型と同じ
デメリット
リスク(一般的なリスク(減る可能性だけ)の意味合いではなく、投資をされている方ならわかるいい方と悪い方の振れ幅の意味合い)がある
・変額終身保険と変額保険有期型の違い
保険期間が終身型か定期型
その分、保険関係費用が高いか安いか
商品ごとで見れば運用関係手数料が高い安いもあります。
2021-01-21
1
kdubbww3さん
からの返信
回答ありがとうございます
変額終身保険と変額保険有期型で、保険関係費用に違いがあるとは初めて知りました。
とても参考になります。ありがとうございます。
2021-01-22
丹部喜誉
死亡保障の定期保険と終身保険の保険料を比べて頂けると分かりやすいかと思います。
教育資金を貯めるにあたっては、出口戦略(使い方)が大事になってきますので、教育資金として使うタイミングまでしっかりサポートしてくれる方に、相談してくださいね!
2021-01-23
1
長野県
5.0
kdubbww3さん、初めまして。
甲斐FP事務所代表の甲斐と申します。
変額終身保険と変額有期保険の違いですが、
保険契約が「一生続くのか満期があるのか」の違いです。
端的にいえば、終身の方は保障が一生続く分保障コストが高め、
有期の方は一定期間で満期終了となるので保障コストが低めとなります。
運用実績やその他手数料が全く同じと仮定すると、
保障コストが低い方が成績がよくなりますよね。
運用に重きを置くのであれば有期の方がリターンが大きいということになります。
2021-01-24
1
「一緒に色々と考えてくれるね、ありがとう」
とお客さんが笑顔になることが、わたしのよろこびです。
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