地震保険について
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ertyu123さん
(40代)
初めまして。こんにちは。
実家の火災保険と地震保険が切れていていたため検討中です。
築35年の家でリフォームなどはしておりません。
地震保険を考えるときに、火災保険の補償額の半分までしか
保険がかけられないと保険会社のコールセンターに電話した際
言われました。
また保険会社のパンフレットを読んでいると地震保険のお支払する
金額が時価額が限度と書かれています。
築35年で建ててから年数がたっているので時価が限度だと
保険金が受け取れないということも出てくるということでしょうか。
築年数がたっているお家だと地震保険を付帯しないほうが良いのでしょうか。
宮城県
5.0
ertyu123さん、こんにちは。
私の居住地仙台では、震災時に地震保険を掛けていなかった人も大勢います。火災で燃えて建て直しが必要となった、津波で家ごと流されたという被害はかなりありましたが、地震だけで全壊でペシャンコ、もう二度と住めない状態というケースは被災地でもまれです。築35年とはいえ昭和56年1981年の新耐震基準後の建物ですから、ペシャンコというのもそうそう考えづらいかと思います。
私はマンション住みですので地震で建物が壊れる、という想定より部屋の中がぐちゃぐちゃになるという想定のほうが高いです、そのケースの補償は家財保険からになります。火災保険に家族4人なら家財保険1000万とか2人なら500万とか付けるのが一般的ですが、こちらも地震では半分になります。
が、東日本震災時には被害者の数があまりにも多くて各保険会社の事故鑑定者が日本全国からかき集められ被災地に投入されました。被害調査は「壊れたもの言ってください」ただそれだけでした、「皿が壊れた、戸棚のドアが曲がった、パソコンの電源が入らない、faxが倒れてケースが割れた、、」と言った感じで聞き取り終わり、「じゃあ100万ですね、それでよければ署名してください」みたいな感じで終わりでした。地震保険は取り扱いの窓口は各保険会社ですが、あくまで国の保障なのでこんな調子なのです。
地震保険をどうするかはお住いの地域で大きな地震がある地域かによっても考え方は違うと思います、私の居住地仙台はいつまた大地震がきても不思議はありませんが、台風での大きな被害や噴火に関してはあまり想定がありません。
2021-02-10
1
大阪府
古い物件とはいえ時価で0円ということはないので建築時の4割くらいが目安だと思います。費用対効果を考えなければいけませんが、古い建物ほど地震に弱いので悩ましいところです。お住いの地域で、過去1000年の地震と津波について調べててください。
2021-02-10
1
東京都
5.0
ertyu123様
こんにちは、GFP株式会社の小川です。
火災保険・地震保険についてのご質問ですね。
ご実家の保険が既に切れているとのことですので一刻も早く加入する事が大切ですね。
まず、地震保険は国が主導で作られた保険になります、どの保険会社で入っても保険料等は同じです。
保険金についてはertyu123がお聞きになられた通り火災保険の設定保険金額の1/2が上限になります。
また、時価が上限という点についてですが、おっしゃる通り地震保険は時価評価になっております。
※火災保険では保険金額の設定方法として時価(その時点ての建物の評価)と新価(建物を再度建築する為に必要な金額)の両方があります。
ただ、築年数が経っているからといっても地震を原因とした災害では火災保険からは補償されませんので、地震保険へは加入されておくことをお勧めはしております。
地震保険の保険金は建物を再建するという意味合いよりも被害からの復興に際して色々とかかる費用にあてるお金的な意味合いが強いと思います。
※「築年数が経っている=保険金が出ない」という意味ではありません。時価と被害の度合い(全壊・半壊・一部損壊)を加味して保険金は支払われます。
地震保険については前述の通り各社とも同じ内容で同じ保険料ですが、一方で一部の保険会社では地震保険で最大でも1/2までしか出ない事の不足分を補う為に、火災保険の特約(オプション)でカバーする事はできます(地震自体の補償、地震火災での補償)。
保険料は少々高くなりますが、ご検討されてはいかがでしょうか。
ご不明点・追加のご質問等が御座いましたら当サイト(保険のQ&A)をご活用頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
2021-02-10
1
千葉県
5.0
ertyu123様 こんにちは
築年数がたっている住宅だと地震保険を付帯しないほうが良いのでしょうか、という質問ですが、そんなことありません。わたしは地震保険はつけるべきだと思います。
確かに地震保険の説明を見ると「時価額」という言葉が出てくるので気になりますよね。しかし結論から言いますと、火災保険の保険金額を適正に設定さえすれば、地震保険の「時価額」を気にすることはありません。
地震保険の保険金額を決めるには、最初に火災保険の保険金額を設定する必要があります。住宅を対象にした火災保険は通常、時価ではなく、新価(再調達価額)で評価して保険金額を設定します。(新価とは保険の対象と同一の構造、質、用途、規模、型、能力のものを再築または再取得するのに要する額をいいます)。もし火災保険を新価ではなく時価額で評価して保険金額を設定してしまうと、古い建物の場合には受け取った保険金で建物を建て直すことができなくなってしまうからです。
こうして火災保険の保険金額設定ができれば、地震保険は自動的に保険金が決まってきます。つまり加入した火災保険の保険金額の30~50%の範囲内で地震保険の保険金額を設定します。例えば火災保険の保険金額が2000万円なら地震保険は600万円~1000万円の範囲内で設定します。
では、地震で被災した場合にはどのように支払われる額が決まるかというと、保険の対象である居住用建物または家財の損害が、全損、大半損、小半損、または一部損のどの区分の損害になったかを判断し、その区分によって一定の保険金が支払われます。 全損は地震保険の保険金額の100%(時価額が限度)、大半損は地震保険の保険金額の60%(時価額の60%が限度)、小半損は地震保険の保険金額の30%(時価額の30%が限度)、一部損は地震保険の保険金額の5%(時価額の5%が限度)となっています。
地震保険の保険金額が1000万円なら、全損の場合は1000万円、大半損は600万円、小半損は300万円、一部損は50万円が受け取れます。ここで条件に「時価額」という言葉が出てきますので、古い家にお住まいの方は心配になるかと思います。しかし火災保険での評価額は不動産売買での評価額とは異なります。地震保険には次のようなルールがあります。
適切な維持管理が施されており、実際に居住されているいる建物であれば、時価評価額は新価評価額の50%と同じかそれ以上と見なします。
つまり新価での評価額が2000万円の建物なら時価評価額はいくら古くなっても1000万円より低くはなりません。いっぽう地震保険の保険金額の上限は火災保険の保険金額の50%=1000万円です。ですので、どんなに古い建物であっても時価額が地震保険の保険金額より低くなることはないのです。
以上の理由で、火災保険の保険金額の設定さえ適正に行えば、地震保険は設定した保険金額に基づいて、その被害の程度に応じて保険金が支払われます。保険金が受け取れないということはありません。
ただ、全損であっても地震保険だけでは建物は元通りになりません。その不足分を補う特約がありますので、検討してみるといいかもしれません。
よつば保険コンサルティング 小池誠
2021-02-10
1
「一緒に色々と考えてくれるね、ありがとう」
とお客さんが笑顔になることが、わたしのよろこびです。
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