貯蓄型終身保険とiDeCoについて
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penelopeさん
(40代)
現在、プルデンシャル生命の貯蓄型終身保険に加入しています。
私の年齢は38歳、この保険は26歳の時に加入しました。
毎月15,690の保険料、死亡時に1000万保障の契約で60歳時に解約した場合は600万払い戻される見込みです。
現時点での払戻金額は190万強です。
最近iDeCoにも興味を持ち始めたのですが、もともとこの保険も老後の貯蓄+万一の保証用に考えていたものですので、iDeCoでの税金控除(私の年収は現在約800万です)+多少の運用益と比べてどちらがより貯蓄に向いているのか気になっています。
何か良い算出方法や、向き不向きなどの情報がありましたらご教示いただけますと幸いです。

penelopeさん
ご質問いただきありがとうございます。
積立型終身保険とiDeCoどちらが貯蓄に向いているかというご質問ですが、終身保険は契約時に将来の解約返戻金が確定するのに対してiDeCoは運用商品をご自身で選ぶので利回りは確定しません。従って一概にどちらがいいとは言えませんが、簡単なシミュレーションで比較してみます。
iDeCoは今から60歳まで拠出額を上限の23,000円/月とします。ここで運営管理手数料と運用益は相殺されて+−0と仮定すると60歳時の元利合計は23,000円×12×22=607万円になります。節税額を計算すると現在のご年収から所得税+住民税は20%+10%=30% 60歳まで変動ないと仮定すると拠出額が全額非課税になるので節税額は607万円×30%=182万円になります。
iDeCoは年金受取と一時受取が選べます。一時受取の場合は退職所得となりますので勤続38年とすると控除額2,060万円となり退職金がなければ非課税で受取れます。退職金で控除枠を使ってしまった場合は課税されますが、課税所得は半分になるので税額は607万円÷2×30%=91万円となり、節税額は相殺されて91万円になります。すなわち節税額を加味した戻り率は(607+91)÷607=115%となります。
一方、終身保険の生命保険料控除による節税額は40,000円×20%+28,000円×10%=10,800円となり60歳までの節税額は37万円になります。
60歳時の解約返戻金は600万円、払込保険料総額は640万円ですので一時所得の所得税は掛かりません。従って節税額を加味した解約返戻率は(600+37)÷640=99.5%となります。
この数字を比較するとiDeCoの方が貯蓄としてのメリットは大きいと言えます。
しかしiDeCoには保障機能はありませんので、終身保険と両方続けられれば理想的ですね。
2020-10-12
5
penelopeさん
こんにちは。
株式会社アイデアルスマート井上です。
プルデンシャルの終身保険に関しては、商品が明確ではないですが、貯蓄性が優れていると思います。
保険料は何歳時に支払満了かによりますが貯蓄型終身保険は「自在性」があります。
必要になれば一部「減額」をしてお手元に一部解約金を受け取る事も可能です。
iDeCoは60歳まで所得税の控除ができ、節税効果も見られます。
二つとも、「老後に備える」商品ですが、形が違います。
・iDeCoは60歳以降年金形式で受取ができますが、途中で解約や引き出しは不可です。
ただ、強制力もあり資産運用に投資信託を利用でき、節税効果が魅力的です。
・貯蓄型終身保険は、死亡保障も備えつつ、保険料払込後以降には「既払保険料」よりも
多くお手元に帰ってくる「返戻率」が年数が経てば経つほど効果ができ、
自由満期という形で必要な時には、解約ができ、全額ではなく一部だけ「減額」で手元に受けたり
自在性があります。
同じ商品ではないため比較として同じ土俵ではないかもしれませんが、それぞれの特徴を活かして
penelope様の将来の老後資金に活用していただけたらと思います。
ご参考になればと思います。
2020-10-05
2

penelopeさん
からの返信
自在性の観点でアドバイスありがとうございます!
もう少しそれぞれの特徴をまとめながら比較していきます。
2020-10-06
penelope様
ご質問ありがとうございます。
広島のFP事務所MoneySmithの吉野と申します。
外貨建て終身保険の魅力の一つは、円建てに比べ払う保険料に比べ死亡保障が多く取れる点です。
死亡保障として考えるのは良いと思います。
ただ、老後資金としてはリスクも大きくありますね。
現在の契約を見ると払っている保険料に比べ60歳時点に解約して受け取る金額の方が少なくなるように見えます。
円安になれば増えるとも言えますが、それは誰も分かりません。
また外貨建てでは利回りは良いと言っても基本的には国債で運用しているものが多く、iDeCoなど直接投資で運用を行うほうが運用実績が良くなる可能性もあります。
2020-10-06
2
penelope 様
20年以上の積立投資が可能な年齢ですので、老後生活費の資産形成が目的でしたら、iDeCoの方が節税効果も運用効果も期待できます。
iDeCoの公式サイトや動画サイトで、シミュレーション等のイメージが掴めると思います。
終身保険は保障目的ですから、今までの契約期間を踏まえ、そのまま続けて良いと思います。
65歳時点での目標額によっては、iDeCoだけでは足りないケースも多々あります。
終身保険を継続しつつ、NISAを活用した積立投資信託、変額個人年金保険も一緒に検討されても良いと思います。
2020-10-06
1
今までに260万位支払われたのでしょうか?60歳までに660万位支払い600万の解約払戻金僕なら今すぐ払い済みにして支払いは止めます。
理由は資金効率が極めて悪いからです。
葬儀費用程度の終身保険にはなると思います。
今後ですが運用効率をと保障の両立なら変額保険の養老タイプで世界株運用をオススメしたいですね。
iDeCoも良いのですが兎に角老後資金しか利用出来ない自由度の低さは問題だと思います。
2020-10-05
0

penelopeさん
からの返信
明快なご意見ありがとうございます!
他の方にもあります通り変額保険の可能性を見落としておりましたので、一度選択肢を増やして検討致します。
2020-10-06
penelopeさま
まず質問にありますどちらが貯蓄に向いているかですが、「貯蓄」という面ではoiDeCoの方が向いてます。
また、貯蓄に関して言えば、つみたてNISAや変額保険など選択肢はあるので幅広く検討してみてください。
算出方法としては下記サイトで節税効果試算できます。
↓
https://www.ideco-koushiki.jp/simulation/
運用シミュレーションは下記サイトで試算できます
↓
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
また、penelopeさまの向き不向きはリスクの許容度がどのくらいあるかで考える必要あります。
最低限の知識は必要ですので、よく相談してみた方がいいです。
他のQ&Aでも掲載されてますので、参考にしてみて下さい。
2020-10-05
0

penelopeさん
からの返信
シミュレーションのご共有ありがとうございます。
変額保険の選択肢を検討しておりませんでしたので、確認致しますね。
2020-10-06
penelope様
こんにちは、フィンテック株式会社の小川です。
現在ご加入中の保険とⅰDeCoとの比較についてのご質問ですね。
まず、貯蓄性でいえばⅰDeCoの方が向いています。万が一の保障がなく60才まで解約が出来ない(現金化出来ない)点はありますが、その分だけ貯蓄に回す分が多く、、また運用先によっては現在の保険よりも高い利率が期待出来るからです。
ただ万が一の保障が必要であれば現在の保険を継続されるか、ⅰDeCo+掛捨ての保険、もしくは変額保険(ⅰDeCoのような運用方法が出来る生命保険です)等でご検討頂くとよろしいかと思います。
万が一の保障についてですが、現在の収入額を踏まえると家族構成にもよりますが1000万円では大きく不足しているのではないかと思います。
また現在ご加入中の保険ですが加入から10年以上経過していますので払済みに出来るのではと思います。
※払済み⇒保険料の支払いを止めて解約せずに寝かせておく。
払済みであれば数年は掛かりますが総支払保険料よりも解約時に受け取れるお金(解約返戻金)が多くなるかと思います。
※払済みについてはご加入中の保険会社にお問合せ頂ければ将来の解約返戻金額を教えてくれます。
ご不明点・追加のご質問等が御座いましたら当サイト(保険のQ&A)をご活用頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
2020-10-06
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福岡でFPをしていますタンベです。
回答はもちろんiDeCoだと考えますし(ただしファンド選びは重要)、尚且つプルデンシャルの貯蓄型(厳密に言えば元本が割れてしまうので貯蓄型ではありませんが…)60歳で600万程度であれば、節税効果まで含めれば(保険にも節税効果はありますが…)iDeCo
だと思います。
シュミレーションというよりもあからさまにプルデンシャルのものは、元本割れを起こしますので比較するまでもありません。いただいた情報の中でのベストな選択肢は、今のプルデンシャルのものを払済するのがベストでその上でiDeCoやつみたてNISAや変額保険がありますので、そこから何が一番いいかを検討されてください。
2020-10-06
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penelopeさん、初めまして。
甲斐FP事務所代表の甲斐と申します。
計算したところ、プルデンシャルの総払込金額は640万円となり、
60歳時点で600万円の解約金ということは元本割れしてますね。
34年もの年月を経てそれでも元本割れというのは、
資産形成の手段としては優秀とは言い難いです。
かといって解約しても勿体ないとは思うので、「払済」と呼ばれる手続きを取り、
払込みを完了させると宜しいかと思います。
iDecoですが、こちらはご自身で積極的に関わっていく必要がある商品です。
どの投資信託(ファンド)で運用するかによって、将来の成績は全く異なります。
似たタイプに積立NISAという運用益に課税されない積立方法もありますので、
こちらも併せて検討されてみてはいかがでしょうか。
2020-10-09
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お金のことは学校も親も教えてくれません。
お金のことは知らないと損することばかり。
大切なお金の・・・