がんに対する備えについて
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tashiaさん
(30代)
がんの備えを考えようと思っています。
ただ、がん保険もあれば三大疾病の保険もあったりとどう備えるのがベストかわかりません。
どのくらいの金額を備えればいいのかもあわせて教えてもらえると助かります。
佐賀県
4.9
milkteaさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの小栁善寛と申します。
milkteaさんはがん保険をご検討されているのですね。
「がんの備えを考えようと思っています。
ただ、がん保険もあれば三大疾病の保険もあったりとどう備えるのがベストかわかりません。
どのくらいの金額を備えればいいのかもあわせて教えてもらえると助かります」
生涯でがんになる確率は男性で62%、女性で46%と、まさしく2人に1人はがんになる時代です。しかし、がん治療の発展は目覚ましく、入院は最低限で、通院での治療がメインになりつつあります。抗がん剤の副作用も抑える治療方法も進化してきています。
日本ではがんと聞くと完治に向けて闘病するイメージが強いですが、海外では慢性疾患というようなイメージで上手に生涯付き合っていくという考えが強い国もあります。
通院がメインとなりつつあるがん治療ですが、がんと診断されて職場を去る人は多いです。静岡県立がんセンターを中心とする「がんの社会学」に関する研究グループによると、がんと診断されて会社を退職した人の割合は3割とのことでした。その内の半数近くは、治療が始まる前に辞めています。
しかし、治療が終わってから転職した人の約4割が非正規雇用となっています。国もこの事態を重くみて、企業向けに「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を出して、仕事とがん治療の両立に向けた支援プランを出しています。
近年、がん治療に関して、クオリティ・オブ・ライフ(Quality Of Life)という考えが重要視されています。QOLとは「生活の質」という意味で、がんの治療だけでなく、身体的副作用や心理的問題、また経済的な問題を考慮した治療を行なうべきだと考えられています。
簡単に考えると、がんの治療を続けていく中で満足できる生活が送れなかったり、経済的に生きているのが苦しいと感じるのであれば治療している意味がない、とも言えます。そういったQOLの低下を引き起こす原因として、仕事を辞めてしまったことによる収入の減少が一番に考えられます。
生命保険会社、後者は損害保険会社で主に使用され、意味が異なります。
・保障…入院(通院)1日あたり◯万円といった、定額払い
・補償…実際にかかった医療費の自己負担額を支払い
病気やケガを幅広く補償してくれる医療保険であっても、特約などでがんに対する補償を充実させている商品が数多く販売されています。
がんの治療費は高額化してしまうケースがありますが、公的保険診療の場合、高額療養費制度により1ヵ月(1日~末日)に支払った治療費が設定された自己負担限度額を超えた場合、超えた額が還付される制度もあります。
しかしながら治療が長期化してしまう場合もあることに加え、ベストな治療を目指す過程で、重粒子線治療、陽子線治療などといった「先進医療」や、国内未承認の抗がん剤などによる最先端治療を「自由診療」で受ける場合は、治療費が驚くほど高額化してしまうケースもあるのです。
先進医療の場合(健康保険が適用される治療+「先進医療」)
「先進医療」とは、厚生労働大臣に定められた高度な医療技術を用いた療養のことです。また、医療技術ごとに一定の施設基準が設定され、その基準に該当する病院などにおいてのみ通常の保険診療と「先進医療」の併用が認められています。尚、通常の保険診療と共通する診察・検査・投薬・入院等以外の部分(「先進医療」部分)は、健康保険が適用されないため全額自己負担となります。
自由診療の場合(健康保険が適用される治療+国が認めていない治療法など)
健康保険を使用せずに治療を受けることです。
がんに有効な新しい治療法が世界中で開発される中で、国内未承認の抗がん剤などによる治療は、健康保険が適用されず、先進医療にもあたらない場合があり、その際は全額自己負担による「自由診療」で受けることになります。
一連の治療で、健康保険を適用した治療との併用(混合診療)は、現在の医療保険制度では原則として認められていません
がん治療法の研究は日々進んでおり、がんに有効な新しい治療法や治療薬が世界中で次々と開発されています。しかしながら、そういった新しい治療法や治療薬が日本国内では健康保険等が適用されていないものもあります。
今現在では、癌の治療も通院で抗がん剤治療や放射線治療が主に行われている治療と思います。
また、治療費は癌の部位や進行具合やドクターの治療内容、治療方針でも治療費は違います。
「先進医療を含め、今の保険で金額的に賄えるものなのか?実際、治療費がどの程度かかるものなのか…」
先進医療といっても自由診療から健康保険診療の充実を図る為のフィルターにしか過ぎず、厚生労働省が毎年見直しをして、沢山の方々が使えるような制度ではありません。
「治療中は働けなくなってしまう可能性があるので、その際のお金も下りるものなのか…」
癌に罹患される方々の多くは治療中心の生活となり経済的に影響があったは42.4%と仕事に影響があるようです。
ここで少し治療方針などの最新情報をお伝え致します。
新しい治療法や治療薬が日本国内では健康保険等が適用されていないものもあります。
早期発見・早期治療の場合は健康保険等を使っての治療(公的保険診療)で十分な場合もありますが、がんの種類や程度によっては、入退院を繰り返すことで治療が長期化したり、最新の治療法や薬剤など、健康保険等が利かない治療を受けることが有効な場合もあり、ベストな治療を目指すためには、治療費が高額になってしまうケースもあります。
保険をご検討いただく際には、治療費が高額になった場合に備えることが重要です。
現在のがん治療は、通院による手術後の放射線治療、抗がん剤治療などの補助療法を行うことが一般的になり、入院日数の短縮化が図られていることから、通院(入院外)治療のウエイトが非常に高まっています。
通院・入院を問わず、先進医療でも自由診療でも、かかったがんの治療費の実額を保険金としてお支払いするがん保険が最強です。
癌は早期発見が大事と言われますが、癌の早期発見に欠かせない癌の検診率が低いのも問題視されています。
今後、癌の罹患者の社会復帰が低い事を改善すると共に、日本政府も癌の検診率を上げる為の政策を積極的に取組んでいる様です。
結論として「保険」は確率論です。
また、保険は「出口」が大事です。
「出口」とは保険金として支払い事由が発生する時の条件や支払い要件の内容が各社違います。
「入口」が保険料の支払い、各社保険料が違います。
各社の保険に対しての危険保険料の料率、保険の費用、人件費、業績、支払い保険金、その他の費用、財務内容などの企業努力は全く違います。
「入口」の保険料が安い会社が良いとは限りません。財務内容が悪く破綻する様な会社わ選ぶ事だけは避けたいところです。
「出口」はご自身の意向に合致した保障内容かどうかが?「入口」に対して「出口」の保険金額がいくら貰えてその保険金や給付金や満期保険金などのレバレッジは納得出来るか?
しかし、多くの皆さんはご自身が入っている保険に対して「わからない」「理解できてない」「保険募集人の方に言われるがまま」という方が多い事も事実です。
若い年齢の方は各社共通して年齢が若い方が保険料がお安いという事です。
また、「医療保険」と「ガン保険」は保障内容を手厚くされたいご意向で有れば別々にチョイスすることです。
milkteaさんに寄り添い、信頼できるファイナンシャルプランナーの方にライフプランを通してご相談される事をお勧め致します。
こやなぎ
2020-05-26
31
千葉県
4.9
milkteaさん、ご質問ありがとうございます!
がん保険と三大疾病の保険の違いは、
・がん保険…がんのみ
・三大疾病…がん・心疾患・脳血管疾患
です。
がんは治療が長引くのでその分治療費が大きくなります。
備え方としては、一時金(診断されたら100万円、2回目以降はがん入院したら毎年(2年に1回)100万円回数無制限)もしくは抗がん剤治療を継続している限り毎月10万円受け取れるという方法が代表的です(もちろん両方でもOKです)。
※金額は一例です
ご準備する金額はmilkteaさんの収入によって変わってきます。
と言いますのも、高額療養制度という健康保険の制度があり、月々の医療費の自己負担額は収入によって違います。
がん以外の成人病にもご不安がある場合は、三大疾病保険をご準備されるとより安心だと思います。
保険会社によって保障内容が違いますので、複数の保険会社を取り扱っているFPに相談して、milkteaさんが一番安心できる保険会社を選択されることをお勧めします。
長文お読みいただき、ありがとうございました!
2020-05-25
10
milkteaさん
こんにちは!
ご回答させていただくのは確か2度目ですね^_^
宜しくお願い致します。
ご回答としまして一言で申し上げるなら、「ガンのみではなく3大疾病にも備えるべき」です!
どれだけ生活習慣などに気をつけている方でも、そして若い人達でも急性の心疾患や脳血管疾患のリスクはあります。
また、milkteaさんにとってはまだまだ先のことにはなると思いますが、将来高齢になってからのことを考えると今の内から備えておくのが保険料的には遥かにお得です。
今回悩まれているのが仮に
医療保険に付加する「(一時金などの)特約」を、ガンのみにするか3大疾病にするかを悩まれているのであれば、20代では2つの特約保険料はあまり変わりません。
そうではなく、今回
「ガン保険」or「3大疾病保険」
どちらかを単体で加入。
もしくは、
「主契約(入院・手術)のみの医療保険」+別途「がん保険」or「3大疾病保険」への加入。
など、悩まれている内容によってはご回答がまた少し変わってきます。
ですので、
引き続き気になる点やご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ^_^
ご一読有難うございました!
2020-05-25
1
北海道
5.0
milkteaさん
がん保険の備えは考えていくとキリがないので、保険料の予算と相談しながらどこまで保障を用意していくかがポイントです。
①がん手術給付金
②がん入院給付金
③がん通院給付金
④がん診断給付金
⑤先進医療
⑥がんになったときの収入保障保険
①と②は通常セットなので、基本的には①と②がまずは最優先です。
この優先順位でどこまで予算の範囲内で特約を積み重ねていくとよいと思います。
忘れてはいけないのが、
健康保険制度で医療費は3割負担で済みますし、それを超えると高額療養費が適用になります。
仮に入院が長期になった場合は、お勤めの方であれば傷病手当金が給付になり、一定額までは収入が保障されます。
全てをがん保険で賄うのではなく、このように国の社会保険制度があることも考慮に入れておきましょう。
ただ、最初のがんでは手術と入院はカバーできるかもしれませんが、長期にわたって闘病しながら仕事をする。あるいは日常生活をしていくようなことまで想定をすると用意するべき金額を考える際はかなり厄介です。
私はこのようなケースの場合は、実損払いのがん保険※(損保会社で扱っているもの)または、低解約終身保険に3大疾病払込保険料特約を付けることで、掛け捨てにならないがんの備え方を個人的にはお勧めしています。※実損払いのがん保険は掛け捨てです。
貯蓄も兼ねながら、がんも含めた3大疾病と診断された場合は満期までの払込保険料相当額が受け取れるというものです。参考にしてください。
2020-05-25
1
千葉県
がん保険は基本的にがんの時だけの保障
三大疾病は、がん・脳卒中・心筋梗塞ですが1回限り?
保険は病気の時、入院しなければ役に立ちません
資金資産は時に、保険の代わりになり
生活で困った時も、利便性・流動性ともに保険より優れていると思います。
2020-05-25
1
福岡県
5.0
補償に金額でこれで充分という金額はございません。支払う保険料との兼ね合いで可能な範囲でご検討されるとよろしいかと思います。
2020-06-18
1
milkteaさん。
こんにちは、FP事務所MoneySmithの吉野です。
保障を充実させたいのであれば、幅広い保障を考えられた方が良いと思います。
成人病は特に治療費も多くかかるという統計が出ていますので、一時金で受け取れる商品も検討されると良いと思います。
健康保険適用や高額療養費制度を活用すればある程度費用は抑えられますが、先進医療を受けた場合や、入院が長引いた場合は、差額ベッド代や食事、雑費が増えていきます。
保険金を多く準備されるのが安心につながるとは思いますが、緊急予備資金として手元にお金があれば保険で準備する金額は少なく済みます。
2020-05-25
0
大阪府
三大疾病とは日本人の死因ベスト3、がん、脳血管疾患、心疾患です。治療費がかかるのはがんです。生活習慣で予防できないのはがんです。ということで、最低限、がんに備えてほしいところです。
今は高額療養費制度があるので、2年間200万円の治療費を想定しています。入院しない時代なので、一時金でもらうのがベストです。これを軸に保険料と懐事情のバランスを考えて保障範囲を広げたらいいと思います。
2020-05-25
0
福岡県
5.0
ファイナンシャルプランナーの西村です。
まずは入っていらっしゃる医療保険があれば、がんや三大疾病についてはある程度カバーできます。医療保険の内容次第だと思います。
がん保険はがん以外の病気では給付されないですし、三大疾病は一般にがん・急性心筋梗塞・脳卒中以外の病気では給付されないからです。
がんの備えをするポイントは医療保険に三大疾病一時金特約(無制限)が付いているかどうかだと思います。
なぜ無制限が良いかについてはいつでも遠慮なくお問い合わせ下さいね(見直し等の手続きについては申し訳ございませんが、地元の保険屋さんでお願いします)
どのくらい備えれば良いかですが、参考までに健康保険でカバーできず実費で支払いが必要なものですが、先進医療は特約で付けれますのでカバーできます。
自由診療でワクチン療法は70万円×3クール=210万ぐらいのイメージと思います。
健康保険の給付範囲の自己負担分はちゃんとした医療保険に入っていらっしゃればカバーできるはずなのでご安心下さいませ。
2020-05-25
0
東京都
5.0
milktea様
こんにちは、株式会社フィンテックの小川と申します。
心配なのでいざ、入ろうと思っても色々あって悩みますね。
まず、ガン保険と三大疾病保険は対象の範囲が異なります。
ガン保険・・・ガン(悪性腫瘍と呼ばれるもの)に対して保険金が出るもの、保険によっては上皮内ガン(初期のガン)を含まなかったり、給付金が違ったりします。
三大疾病保険・・・重度疾病という呼び方をするものもある、ガン・急性心筋梗塞(心疾患)・脳卒中(脳御血管疾患)の3つに対して保険金が出るもの。ガン以外については範囲の広さや給付基準が保険会社によって異なる。
対象範囲が広いほど保険料も正直高くなりますが、milktea様はまだ20代ですので広範囲のものにされても保険料の差は大きくはならないと思います。
ガンに特化するのであれば保険料の違いもありますのでガン保険にされた方が良いかと思います。
また、保険金の金額設定についてですが、公的治療(保険証で受けられる治療)を前提であれば診断一時金として100万円/年を目安にして頂ければと思います。
また自由診療(保険証の効かない全額自己負担での治療)であれば最低でも250~300万円/年を目安にされると良いかと思います。特にガンについては例えば抗がん剤や免疫療法も未承認(自由診療)のもの(治療薬)が青天井(1000万円超)なのが現状ですが、そこまで考えてしまうときりがないと思います。
また、入院給付金については60日型にプラスでガンや三大疾病等の場合に延長給付のオプションをつけて頂くのがよろしいかと思います。
ご不明点・追加のご質問等が御座いましたらお気軽に当サイトもしくはメール等でお問合せ下さいませ。
宜しくお願い致します。
2020-05-25
0
東京都
5.0
がんの備えをお考えであれば、がん保険をまず検討してください。
金額については、治療費の補填を考えるのであれば、一時金で100万円程、
その他収入減やもろもろかかる費用も含めると一時金で200万円程を目安にお考えになればいいとおもいます。
しかし、収入や家族構成、近くに助けてくれる家族や友人がいるか、会社はどんな対応をするのか等で金額は大きく変わってきます。
もし、自分ががんになった場合にはどんな状況になり、いくらくらい必要なのか。
貯蓄はいくら切り崩せるのか、そこまで考えられればいくらくらい必要か金額が出てくると思います。
2020-05-25
0
milkteaさん、こんにちは。
ガンは日本人2人に1人が罹患する病気であり、生活習慣では予防しにくいものです。
ガンは日本人にとって身近な病気であることから、ガンのみの保険が各社から販売されています。
続いて、ガンを含めて三大疾病は死因トップ3と罹患率が高いため、三大疾病に対応する保険がありますが、三大疾病となると専用の保険はなく、医療保険の特約などになってくると思います。
どれくらいの保障を備えるか、みなさんがよく悩まれることです。
その前にどの病気に備えるか、ガンであればどの部位のガンに備えるかを考えてみましょう。同じガンと言っても部位とステージによって治療方法・治療費が大きく異なります。ご自身が気になる部位の治療費を参考されてはいかがでしょうか?
milkteaさんは20代の女性ですか?
そうであれば、乳がん・子宮頸がんが気になるかもしれませんね。
治療費だけではなく、乳房再建術やウィッグなどの費用も検討した方がいいと思います。
最近では治療ごとに給付金が出るタイプのものが増えてきました。治療が長引いくと給付金も増えてくるので、安心して治療に専念できます。そこに一時金の特約などを付加し、乳房再建術・ウィッグ代に備えてみてもいいと思いますよ。
2020-05-25
0
長野県
5.0
milkteaさん、初めまして。
甲斐FP事務所代表の甲斐と申します。
ガンの治療費は、できる場所(部位)やその進行具合、
治療方法等によってかなり差があります。
準備いただく金額が大いに越したことは有りませんが、
それだと目途も立たないの、いつも面談では以下の様なご提案をしています。
日本はありがたいことに優れた健康保険制度がありますので、
医療費の3割負担、更に一定金額からはほとんどかからなくなる
「高額療養費制度」といったものもあります。
この制度は5段階の区分があり所得によって違いがあります。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150/
例えば区分③に該当した場合、一ヶ月に80,100円を超えた部分は
大幅に減額されるので、8万円以上は食事代やテレビ代くらいしかかからないと
思って差し支えありません。
よく言われる個室代(差額ベッド代)は、これに当てはまらないので別途負担が必要です。
仮に一ヶ月8万円、他の雑費入れて合計10万円かかったとして一年で120万円。
一年に一度給付を受けられる一時金が100万から120万円、
二年に一度であれば200万~240万円の給付が受けられれば
一定の水準の治療は継続可能と思ってよろしいかと思います。
女性の場合は治療費の他にウィック(医療用かつら)も2,3個用意される方が多いので、
ウィック代やサプリ代などでプラス年に50万くらい見ておけば足りるかと思います。
ガン以外の三大疾病まで拡げて準備したいかどうかは、milkteaさんの考え方や
予算にも関係してくるかと思います。
もちろん予算的に許すのであれば、三大疾病まで拡大しておけばより安心です。
ご参考になれば幸いです。
2020-05-25
0
東京都
5.0
milktea 様
がんの備えを検討されていらっしゃるのですね。
がん保険と三大疾病保険の違いを簡単でご説明いたします。
三大疾病保険は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中と診断され、所定の状態になった場合に、まとまった一時金の給付を受けることができる保険です。また、三大疾病にならずに死亡した場合は、死亡保険金を受取ることができますので、掛捨て嫌いな方に好まれる保険です。三大疾病一時金の給付を受けると、死亡保障は消滅します。
死亡保険金の支払財源も準備するため、保険料はそれなりにかかりますが、受取れる金額が明確という点は、とても良いポイントです。
生命保険会社のがん保険は、がん治療に備える専用の保険です。健康保険の対象となる、入院・手術・通院・抗がん剤治療・放射線治療、厚生労働省の定める先進医療の技術を受けた場合など、該当する保障に対して給付金を請求していく保障と、がんと診断された場合やがんの三大治療を開始した場合に一時金を受取れるタイプがあります。保障額の設定金額が迷う部分になります。
損害保険会社のがん保険は、健康保険の対象か否かに関わらず、がん治療の自己負担額を補償するがん保険です。がん診断一時金や先進医療の補償も付いているため、補償の範囲や補償額を手厚くしたい場合は、こちらが一番安心できる補償内容です。ただし、補償期間が終身タイプではないため、その点では生命保険会社のがん保険と迷う部分になります。
治療費については、がんの部位や進行状況によってさまざまなのですが、政府の統計データ(平成29年)の疾病別・年齢階級別によると、悪性新生物(がん)の1入院当たり医療費(15歳~64歳)が1,120,283円という数値がございます。こちらはあくまでも平均値ですので、最も多いのがこの費用という意味ではありませんので、解釈にはお気をつけください。
自己負担3割ですと、1,120,283×30%=336,084円という計算になります。
この数値は1入院(1回)当たりの医療費ですので、通院による治療費が含まれていないことにも解釈に注意が必要です。
高額療養費制度の考え方にも注意が必要ですのでご説明いたします。
例えば、4/1~4/20までの入院治療で336,084円が自己負担額の場合は、社会保険加入者で年収が約370万円〜770万円であれば、自己負担額が8万円~9万円となります。
では、4/20~5/10の入院ならいかがでしょうか?
4月も5月も10日間の入院医療費がかかり、1日当たりの治療費が同額だと想定した場合は、4月の自己負担額が8万円~9万円、5月の自己負担額も8万円~9万円と計算されますので、入院が月またぎになることも想定が必要です。
通院費用についても検討しなければなりません。入院中の手術(外科治療)後、放射線治療や抗がん剤治療を継続するケースがあります。抗がん剤においては、国内未承認の薬を使用するケースもあり、その場合は自由診療ですので、全額自己負担になります。また、先進医療による療養においては、1クールの治療を複数回にわけて通院をするケースもあり、先進医療の技術料は全額自己負担になりますし、300万円前後の実費がかかる実例もあります。
がん保険を取扱いしている保険会社では、実際の保険金支払いを公表しているところもあり、高額なケースでは、自由診療で1,500万円という事例もあります。このように、がんの治療費はさまざまあるというのが回答になります。
2020-05-26
0
保険を上手に賢く準備されていますか?
お子様の教育資金を上手に賢く準備されていますか?
老後20・・・