がんの治療費 | 保険Q&A | ほけん知恵袋

matsunnn様はじめまして。FPの中嶋と申します。
叔父様ががんの治療中という事で、お見舞い申し上げますとともに
心より早期のご回復を祈念致します。

まず治療の費用ですが、がんの部位、ステージ、治療法により
大きく異なります。
また、保険適用か自由診療なのかによっても異なって参ります。

公的制度からみますと、高額療養費制度があり
現役世代で一般的な年収区分で、保険適用の治療を受けられる場合、
他のFPの方のご回答にもありますように、月8万円～9万円の費用負担
で済む事になります。
又、高額療養費の利用が、12か月内で4回目からは更に負担が約半分となり
44,400円となります。
ただし、がんの種類によっては通院での抗がん剤治療、放射線治療が
長期に渡る可能性があります。
また治療中は体調が悪い為、仕事をするのが辛く、更には職場の理解を
得られずに、休職や退職をされてしまう方も多いようです。

上記のような状況になってしまう可能性はありますし、
治療が長期に及ぶと、例え月数万円でも負担は重くなる為
やはりがん保険の加入は検討する価値があると思います。

選択肢としては、以下のような加入方法が考えられます。
・がん保険単体での加入
・医療保険にがん診断一時金や三大疾病一時金の特約を付けての加入
・特定疾病保険や特定疾病特約の付いた終身保険等での加入
その他に、
・転移や再発した際の診断金給付の期間（1年や2年等）
・がんの通院治療の給付
・先進医療
等々ニーズによってご選択をされるのが良いと思います。
既にご加入の保険があれば、保障が重ならないように、
ご自身にあった保障内容の保険を選択しご加入する事を
お勧めします。

また最後になりますが、がん治療で通常の勤務が出来なくなり
会社を休まなくてはならなくなる場合は、健康保険から
「傷病手当金」が18か月間、給与の約2/3給付されます。
この1/3の不足分をカバーし、18か月経過後の事を考え、
就業不能保険等で対策を講じておく事も検討してみて下さい。

長文にて失礼致しました。

2020-03-23

matsunnnさん、ご質問ありがとうございます！

叔父様ががんで治療中とのことでお見舞い申し上げます。
また、その叔父様ががん保険に入っていて良かったと言っていただけてるとのことで、保険業界に関わる者として大変嬉しく思います。
ありがとうございます！

matsunnnさんのご質問の件ですが、まず治療費は健康保険の高額療養制度という制度がありますので自己負担はそこまで高額にはならないと思います（年収約500万ですと高額療養制度を使って自己負担は約9万円くらいです）。

そして叔父様のがん保険と同様で、何度も受け取れるがん保険というのもあります。
保険会社によってお支払要件は様々ですが、2年に1回無制限や1年に1回無制限という保険や、1年に1回三大疾病無制限と言ったがんだけでなく三大疾病まで幅広く保障してくれる保険もあり、とても安心感があります。
他にも長引くがんの治療（抗がん剤治療）に対応できる特約もあります。

保険会社・保険商品は多数あり、それぞれ特徴がありますので、複数の保険会社を取り扱っているFPに相談してアドバイスを受けることをお勧めします。

長文お読みいただき、ありがとうございました！

2020-03-23

matsunnn 様

叔父様の闘病生活は大変なこととお察しいたします。
がんの治療費がどのくらいかかるのかというのが、ご質問のポイントですね。
がんの進行状況や治療方法、部位によってさまざまなのですが、政府の統計データ（平成29年）の疾病別・年齢階級別によると、悪性新生物（がん）の1入院当たり医療費（15歳~64歳）が1,120,283円という数値がございます。こちらはあくまでも平均値ですので、最も多いのがこの費用という意味ではありませんので、解釈にはお気をつけください。
自己負担3割ですと、1,120,283×30％＝336,084円という計算になります。
この数値は1入院（1回）当たりの医療費ですので、通院による治療費が含まれていないことにも解釈に注意が必要です。
高額療養費制度の考え方にも注意が必要ですのでご説明いたします。
例えば、４/1～4/20までの入院治療で336,084円が自己負担額の場合は、社会保険加入者で年収が約370万円〜770万円であれば、自己負担額が8万円～9万円となります。
では、4/20～5/10の入院ならいかがでしょうか？
4月も5月も10日間の入院医療費がかかり、1日当たりの治療費が同額だと想定した場合は、4月の自己負担額が8万円～9万円、5月の自己負担額も8万円～9万円と計算されますので、入院が月またぎになることも想定が必要です。
通院費用についても検討しなければなりません。入院中の手術（外科治療）後、放射線治療や抗がん剤治療を継続するケースがあります。抗がん剤においては、国内未承認の薬を使用するケースもあり、その場合は自由診療ですので、全額自己負担になります。また、先進医療による療養においては、１クールの治療を複数回にわけて通院をするケースもあり、先進医療の技術料は全額自己負担になりますし、300万円前後の実費がかかる実例もあります。
がん保険を取扱いしている保険会社では、実際の保険金支払いを公表しているところもあり、高額なケースでは、自由診療で1,500万円という事例もあります。
このように、がんの治療費はさまざまあるというのが回答になりますので、各保険会社のがん保険を比較しながら、手厚くするのかを保険料予算も踏まえながら検討するのが良いでしょう。
また、がんによる収入減少を保障するがん収入保障保険などもありますので、ご希望に合わせて検討してみてください。

2020-03-23

がんの治療費ですが、一概にいえません。
短期で治療が終わるものもあれば、長期の治療が必要なものもあります。

もし、がん保険を検討されるのであれば、長期の治療に対応したものをお勧めします。
おすすめはがんと診断された際に一時金で受け取れる保障で1年、もしくは2年ごとに治療があれば再度受け取れるがん保険です。

2020-03-23

がん保険になったときに想定できる支出は以下の通りです
・がんの治療や入院費用（放射線、抗がん剤も含む）
・がんの治療による通院費用
・がんに伴う関連支出（人工肛門やウィッグ、サプリメントなど）（←一般的にはがん保険の対象にはならないものが多いです）
・がんと闘病しながらも長患いとなってしまった時（従来通りの仕事ができるとはかぎらなかったり、解雇されたり、自ら会社に居づらくなって退社するということもあります）の収入減少のリスク
全部まかなえればいいですが、全部まかなうにはとても大きな準備が必要です。
がん治療の入院、通院でいいのか？関連支出の備えも用意するか（がん診断給付金など）、がんとの闘病による収入減少まで用意するか？

どこまで準備するかという部分から検討していく必要があるでしょう。

2020-03-23

matsunnn様

はじめまして。

厚生労働省　医療給付実態調査（平成27年）によると、がんの種類にもよりますが、自己負担額は概ね20万円前後のようです。

e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450389&tstat=000001044924&cycle=0&tclass1=000001044945&tclass2=000001132104


また高額療養費制度を使えますので、さらに自己負担は少なくなる可能性もありますね。

ただ仕事が出来なくなる事や、先進医療を受ける場合には、自己負担になります。

ただ健康保険適用外の自由診療を受ける場合には、高額になる傾向にあります。

がん保険単体でも先進医療も対象とし、複数回、診断給付金が出るものや入院給付金が無制限で出るものもあります

医療保険の特約でも最近はがんに手厚い保障が付けられるものもありますね。

さらに、がんだけではなく心疾患や脳血管疾患の保障も付けられる商品もあります。

2020-03-23

ご質問に回答させていただきます。
健康保険には高額療養費制度というものがあり、治療費の自己負担には上限が設定されています。上限は年収によって違いますが、500万円くらいの年収の場合、月9万円前後です。ガン治療にも様々なケースがありますが、手術してガン細胞を取り除き、その後の治療が必要ないとなれば、治療費自己負担は9万円くらいを想定すれば良いと思います。

ただ、ガン治療が長引いた場合、治療費も増えていきます。また、治療のために会社を休むことが増えると、収入が減ったり、転職や退職を余儀なくされるリスクもあります。ガン保険を検討される場合、治療が長引いたり再発したりすること、および収入減を想定したプランがよろしいかと思います。

継続して給付がおりるガン保険はいくつかございます。入院、手術、抗がん剤、放射線治療などが発生するたびに給付されるものと、1年ごとに一時金で給付されるものがあります。

2020-03-23

はい
そのような保険あります。

2020-03-23

matsunnn様

初めまして、
株式会社フィンテックの小川と申します。
まずは叔父様がガン闘病中との事、再発をされているとの事で心身共に大変かとは思いますが良くなられることをお祈り申し上げます。

さて、ガン保険についてのご質問ですが、昔のガン保険と違い今は医療の進歩に伴い良くなる傾向が多いのですが、それに伴い再発に伴う治療や治療の長期化へと変わってきております。
また現在の公的医療(健康保険証での医療)におけるガン治療は「手術・放射線・抗がん剤(ホルモン剤)」の三大治療が主です。
また入院日数も１～２週間程度になるケースが多くなってきており、年々入院給付金の比重が低くなってきております。
その事からガン保険についても
①ガン診断一時金（長期治療や再発時でも複数回給付される形）
②ガン治療給付金（手術・放射線・抗がん剤）
③先進医療特約(厚生労働省指定の先端治療を受けた場合に掛かる技術料を給付）
④入院給付金(入院日額幾ら）
⑤通院給付金(通院日額幾ら）
の順でお考え頂くのがよろしいかと思います。
また、それぞれの金額(保険金額)設定ですが、
①１００万円(がんになった方の治療期間に掛かった治療費や治療期間中の収入減少等の合計費用の平均値)。
②月額１０万円(高額療養制度を使った場合で平均月収３０万円前後を目安とした場合）。
③各社とも掛かる技術料なので特に金額設定はありません。
④日額５千円(個室をご希望の場合はプラス７千円前後）。
⑤日額５千円程度。
で宜しいかと思います。
※別途で医療保険にご加入の場合は、そちらからも保険金が出ますので重複しないようにご検討頂ければと思います。
※高額療養制度・・・公的医療(保険証での治療）において所得に応じて自己負担の上限があり、それ以上かかった分はお住まいの市区町村が負担(返金)してくれる制度です。平均月収３０万円位であれば月額負担は約９万円弱とお考え頂ければと存じます。尚、入院時の食事代（５４０円/１食×３＝日額１６２０円/日は別途になります。

また自由診療（保険証が使えない治療法）も視野に入れるのであればガン診断一時金を３００万円は持って頂きたいと思います。
このような形のガン保険は古い設計のものを除き、ほぼ主流になってきております。
またガン診断時、以降の保険料支払免除の設定が出来る商品もありますので所得が減少する事が多い中、支出を得る意味でも有効です。またガン診断一時金は従来２年毎での給付だったのですが、最新のものですと毎年給付になる方向ですので、毎年給付型があれば出来ればその方がよろしいかと思います。
　保険会社によってガン保険は特色がありますので、現在ご加入中の保険(医療保険）と保障が重複しないようにしつつ、また保障を厚くするほど必然的に保険料も高くなりますので、その点を踏まえながらご検討(ご相談)頂ければと存じます。
　長文になり申し訳御座いません。
宜しくお願い致します。

2020-03-23