４０代女性 | 保険Q&A | ほけん知恵袋

NMさん、こんにちは。

身近なご家族が癌に罹患して治療をお受けされるお姿を目の当たりにするとご不安でご心配されておられる事だと思います。

「医療保険・ガン保険に加入中ですが、身内に何人かガンになっており、ほとんど通院治療をしておりました。」

今現在では、癌の治療も通院で抗がん剤治療や放射線治療が主に行われている治療と思います。
また、治療費は癌の部位や進行具合やドクターの治療内容、治療方針でも治療費は違います。
「先進医療を含め、今の保険で金額的に賄えるものなのか？実際、治療費がどの程度かかるものなのか…」

先進医療といっても自由診療から健康保険診療の充実を図る為のフィルターにしか過ぎず、厚生労働省が毎年見直しをして、沢山の方々が使えるような制度ではありません。

「治療中は働けなくなってしまう可能性があるので、その際のお金も下りるものなのか…」
癌に罹患される方々の多くは治療中心の生活となり経済的に影響があったは42.4%と仕事に影響があるようです。

ここで少し治療方針などの最新情報をお伝え致します。

癌は早期発見が大事と言われますが、癌の早期発見に欠かせない癌の検診率が低いのも問題視されています。
今後、癌の罹患者の社会復帰が低い事を改善すると共に、日本政府も癌の検診率を上げる為の政策を積極的に取組んでいる様です。

こやなぎ

2019-10-28

NMさんこんばんは。



医療保険やがん保険、収入ダウンまで、全部保険で賄おうとすると、多額の保険料を払うことになってしまいますよ？




ですので、
国の制度や健康保険の制度を利用した上で、足りない部分は出来るだけご自身の貯蓄で賄う覚悟が必要です。



ただ、日本の社会保障はかなり充実していますから、治療費に関してはほとんどの部分をカバーしてくれます。




その上で、どうしても足りなくなりそうなお金があるのならば、その部分にだけ、保険を当てはめれば充分です。




そう考えたとき、いま加入している保険はベストでしょうか？どんな保障内容で、生涯でいくら保険料を払いますか？？




ご自身の保障内容や社会保障の制度など、詳しくお知りになりたい場合は、プロに相談することをオススメします。

2019-10-29

NM様
ご質問ありがとうございます。

NM様のご親族の方でガンを患っている方が何名かいらっしゃるのですね。
近しい方が患っていると、不安に感じるのもわかります。

といいますのも、私の父もガンを患っております。具体的には慢性白血病というガンです。
父は入院・手術等はせず、抗がん剤による通院治療を約10年続けているので、
その実体験を基にお伝え致します。

まず、治療費に関してですが、
現在加入中の医療保険・ガン保険の保障内容を見てみないと判断が付かない所ですが、
父の場合、毎月検査と抗がん剤の購入で約15万円、年間180万円程かかっております。

しかしながら、健康保険が適用される治療を受けており、
治療費の限度額が設定されております。これを高額療養費制度と言います。
治療を受けられている方の収入によって限度額が変わるのですが、
一般的には1か月の限度額は9万円～10万円程になるといわれております。
限度額を超えて支払っている治療費は、支払った月の3～4か月後に健康保険組合より還付されます。
また、直近12ヵ月の間に、3回限度額に達した場合、4回目以降の限度額が下がります。

その為、父の治療費に関しては、窓口で支払っている金額は約180万円ですが、
還付金額を含めた実際の治療費は180万円よりも少なくなります。

次に、治療中に働けなくなってしまう可能性についてですが、
そのような方ももちろんいらっしゃいます。

その際のお金に関しても、現在ご加入中の保障内容を確認してみないと判断が付かない所です。
その場合は、現在の担当者に問い合わせて頂くか、こちらのFPにご相談頂ければ、と思います。

働けなくなった場合は、健康保険組合から傷病手当金というものが給付されます。
但し、1年半が給付限度期間になりますので、それ以降は無収入になる可能性がございます。

それを防ぐためには、働けなくなった場合＝就業不能の保障のご検討をお勧めします。
この保障の場合、治療中の収入を保障する役割をもっておりますので、
もし上の傷病手当金の給付期間が過ぎても受け取れますので、
安心して治療に励むことが出来ます。

より詳しいご説明は、お気軽にFPにご相談ください。

2021-05-07