持病があっても入れる生命保険は?種類や注意点を把握して自分にあう保険を選ぼう

持病があっても入れる保険

持病があっても入れる生命保険は?種類や注意点を把握して自分に合う保険を選ぼう

生命保険は、原則として加入前に健康状態や病歴などの告知が必要です。そのため、持病があっても生命保険に入れるのか不安に感じる人もいるでしょう。そこで今回は、持病があっても入れる生命保険について解説します。持病がある人が生命保険を選ぶ際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

持病があっても生命保険に入れる場合がある

通常の保険では、加入前に現在の健康状態や持病、過去の病歴やケガなどの告知が必要です。告知内容を基に、保険会社は申し込み者が保険に入れるかを判断します。告知内容を基に判断される審査結果は、以下3つのいずれかです。

想定される審査結果

  • 問題なく加入できる
  • 条件付きで加入できる
  • 加入できない

保険会社の判断により、持病があっても保険に入れる場合があるでしょう。

持病とは

一言に「持病」といっても、その種類はさまざまです。保険会社により加入基準は異なりますが、通常の生命保険でも入れる可能性が高い持病と低い持病があります。

生命保険に入れる可能性が高い持病の例

  • 高血圧
  • 喘息
  • 高脂血症

生命保険に入れる可能性が低い持病の例

  • がん
  • 糖尿病の合併症
  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 肝硬変
  • 認知症
  • 難病

上記はあくまでも一般的な例であり、実際には申込者の年齢や職業なども考慮して総合的に保険会社が判断します。そのため、上記に当てはまっている場合でも加入を諦めるのではなく、一度保険代理店や保険会社などに相談してみましょう。

持病があると課されることが多い要件

持病があっても、条件付きで生命保険に入れる場合があります。持病があると課されることが多い要件は、以下の3つです。

支払削減期間の設定

一定期間保険金の支払が削減されることがあります。例えば、保険金額100万円の死亡保険で支払削減期間3年が設定された場合、各期間ごとに支払われる保険金は以下のとおりです。

保険金額100万円で支払削減期間3年の死亡保険

  • 加入から1年目に死亡した際:25万円
  • 加入から2年目に死亡した際:50万円
  • 加入から3年目に死亡した際:75万円
  • 加入から4年目以降に死亡した際:100万円

持病がある人は健康な人に比べて保険金を支払うリスクが高いことが、一定期間は保険金を削減する理由です。上記はあくまでも一例のため、支払削減期間の設定方法は保険会社により異なります。

保険料の割増

持病がある場合、規定の保険料に特別保険料を加算することがあります。保険は加入者全員の払込保険料から、保険金を支払います。保険金を支払うリスクの高い人と低い人が同じ保険料で加入してしまうと、リスクが低い人に不公平です。

そのため、リスクが高い人の保険料を割増して、加入者間の公平性を保ちます。特別保険料は加入者のリスクの種類や程度に応じて個々に決まるため、一律に料金は決まっていません。

特定疾病や部位疾病の不担保

持病や過去に傷病がある場合、特定の疾病や部位が保障対象から外される場合があります。主に医療保険において、持病や傷病歴がある人に適用される方法です。特定疾病不担保は、持病や過去にり患した疾病が再発した場合には保険金が支払われません。例えば、肺がんにり患した経験がある人は肺がんを再発しても保障対象外となります。

一方で、特定部位不担保は、持病や過去に疾病した部位に関する病気を不担保とするものです。例えば、白内障を患っている人であれば、眼球に対する疾病はすべて保障対象外となります。ほかの具体例は、以下のとおりです。

特定疾病や部位疾病の不担保の例(主に医療保険)

持病や過去の傷病保障対象外となる部位
前立腺肥大症前立腺
卵巣のう腫卵巣および卵管
緑内障・白内障・網膜剝離眼球および眼球付属機
切迫流生異常妊娠・異常分娩

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持病があっても入れる生命保険の種類

持病があって通常の保険の加入を断られた場合には、「引受基準緩和型保険」と「無選択型保険」への加入を検討しましょう。持病がある人でも、これらの保険であれば入れる可能性が高くなります。

引受基準緩和型保険

持病や健康状態などが原因で、通常の生命保険に加入できない人を対象とした保険です。通常の保険よりも告知事項が少なく、持病がある人でも入れる可能性の高い保険となっています。引受基準緩和型保険の告知事項の例は、以下のとおりです。

引受基準緩和型保険の告知事項例

  • 過去3ヶ月以内に医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがあるか
  • 過去1年以内に病気やケガで入院、または手術を受けたことがあるか
  • 過去5年以内にがん、上皮内がん、肝硬変・統合失調症・アルコール依存症・認知症で、医師の診察・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか

告知事項は6~15項目ほどが一般的ですが、引受基準緩和型保険の告知事項は2~5項目ほどと少なくなっています。保険会社ごとに告知事項の内容はさまざまです。同じ人でも、商品により入れるものと入れないものがあります。

メリット

引受基準緩和型保険のメリットは、以下の2つです。

引受基準緩和型保険のメリット

  • 通常の生命保険よりも告知事項が少なく(3つほど)持病がある人でも入れる可能性が高い
  • 持病や過去の傷病も保障される場合がある

引受基準緩和型保険は、持病や過去の傷病も保障される場合があります。これらの再発リスクに備えたい人は、ぜひ引受基準緩和型保険を検討してみてください。

デメリット

引受基準緩和型保険のデメリットは、以下のとおりです。

引受基準緩和型保険のデメリット

  • 通常の生命保険よりも保険料が割高
  • 告知事項は少ないが加入ができない場合もある

引受基準緩和型保険は通常の生命保険よりも入れる可能性が高いですが、保険料は割高です。そのため、まずは通常の生命保険を検討して、加入が難しい場合に引受基準緩和型保険を選ぶようにしましょう。

無選択型保険

無選択保険は、告知不要で入れる保険です。通常の生命保険や引受基準緩和型保険と異なり、一切告知をする必要がありません。そのため、持病や過去に病気がある人でも加入可能です。

75歳までなどの年齢制限はありますが、通常の生命保険や引受基準緩和型保険に加入できなかった人は無選択保険を検討しましょう。

メリット

無選択保険の最大のメリットは、年齢条件さえ満たせば誰でも入れることです。健康状態がよくない人に、おすすめの生命保険といえます。

デメリット

無選択保険のデメリットは以下のとおりです。

無選択保険のデメリット

  • 保険料がかなり割高
  • 保険金額が少額
  • 一定期間は保険金額が削減される

無選択保険は誰でも入れるため、保険金を支払うリスクが高く保険料もかなり割高です。また、一般的に無選択保険は保険金額が少額になっています。死亡保険の最大保険金額は、60歳までの申し込みで500万円、61~75歳までで300万円と少額な設定しかできません。

さらに、契約日から2年間などの一定期間は、保険金額を減額されることが一般的です。一定期間に死亡しても、払込保険料分しか死亡保険金が給付されない商品もあります。払込保険料分しか給付されなければ、保険の役割を果たしているとはいえません。

そのため、通常の保険や引受基準緩和型保険の加入が難しかった場合にのみ無選択型保険を検討しましょう。

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持病のある人が生命保険を選ぶ際の注意点

最後に、持病のある人が生命保険を選ぶ際の注意点を紹介します。

正確な告知を行う

保険会社は、告知事項を基に審査をおこないます。そのため、正確な告知が必要です。通常の生命保険の告知事項の例は、以下のとおりとなります。

通常の生命保険の告知事項の例

  • 身長と体重
  • 職業
  • 妊娠しているか
  • 過去にり患した病気
  • 障がいの有無
  • 健康診断・人間ドックの結果
  • 直近の健康状態

特に持病がある人は、健康状態を正確に告知しましょう。虚偽の告知をした場合、告知義務違反となり契約が解除されたり、保険金が支払われなかったりします。

保険金請求時には、保険会社が提出書類である医師の診断書などをもとに告知義務違反がないかを調べます。そのため、契約時には告知義務違反がわからなくても、保険金請求時に発覚する可能性が高いです。必ず、正しい告知をおこないましょう。

検討する順番を間違えない

持病がある場合でも、まずは通常の保険に入れないかを検討してください。それぞれの生命保険の特徴は以下のとおりです。

生命保険の特徴

通常の生命保険引受基準緩和型保険無選択型保険
告知事項多い(6〜15項目ほど)少ない(2~5項目ほど)なし
持病がある人の加入難易度難しい(保障を削減して加入できる場合あり) 易しい誰でも入れる(年齢制限はあり)
保険料安い比較的高い高い

保険料は、通常の生命保険、引受基準緩和型保険、無選択保険の順に高くなります。お得に保険へ加入するためには、以下のステップで検討しましょう。

持病がある人が生命保険を検討する際の3ステップ

  1. 通常の生命保険を検討する
  2. 引受基準緩和型保険を検討する
  3. 無選択保険を検討する

無選択保険は、ほかの生命保険に加入できなかった場合の最終手段であることを覚えておきましょう。

複数の商品と比較する

持病がある人は特に、複数の商品との比較が大切です。同じ生命保険や引受基準緩和型保険でも、告知内容や保険会社の引受基準は異なります。そのため、さまざまな保険会社の商品を比較してお得に入れる生命保険を探しましょう。

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まとめ

持病があっても入れる生命保険はあります。ただし、種類ごとの特徴や注意点を理解したうえでの選択が重要です。正しいステップで検討すれば、持病がある人でもお得に自分に合った生命保険を探せるでしょう。ぜひ、複数の商品と比較してみてください。

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