ドル建て生命保険で資産運用は安全?20年で2倍の利回りに潜むリスクとは | 保険Q&A | ほけん知恵袋

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asamiyaさん
(30代)

asamiyaさん
(30代)

はじめまして。
老後と教育資金のために資産の運用をしたく、色々検討をしております。これまで私自身に運用経験はなく、子供1人共働き家庭です。

もともとは、NISAや変額保険を検討していたのですが、FP相談を利用する中で、ドル建の生命保険に800万〜1千万円ほどを20年間預けてはと勧められました。現段階でですが、基準利率が5%になり加入後20年間変わりません。現在、米国では金利が下がるフェーズに入ったため今入っておくとある程度下がったタイミングで解約してもいいし、20年間持っておくと元本割れせずに利息分も受け取れ元金から約2倍ほどに増えると説明されました。また解約返戻金も3年目から少しプラスになります。途中で一部解約可能です。
預貯金を銀行に預けるのではなく、運用せよという趣旨で、リスクが低いと、この商品を勧められました。

リスクは2点説明されました。①為替の変動で円高になると損。しかし1ドル74円以下にならないと元本割れはしない。現在の為替動向を見るとそこまでの円高になる可能性は低い。②保険会社の倒産。後継会社で利率が是正される可能性がある。

以上のような説明を受け、元本割れせずに2倍に増えるのは良いことのように思うのですが、この先、不確定要素ですが、子供が増えたり住み替えや教育に資金がかかることも考えると、財産の多くを預けることになるため不安を感じております。

なお、ドルから円に換金する際に手数料がかかるのではと懸念しましたが、1ドル50銭程で大した額ではないと言われました。また、解約して受け取る際には一時所得として税金がかかることも言われました。

以上のお話を受け2点お伺いです。

①リスクが他にもある、あるいは私の認識違いがあればご指摘お願い致します。
②皆さまでしたら、この商品を含め何を勧められますか。この商品を勧める、違う商品を勧める、何かと併用すべきなどあると思いますが、ご意見伺いたいです。

長々と申し訳ございません。
当方、大変悩んでおりまして、是非、皆さまの忌憚ないご意見、アドバイスを何卒お願い致します。

補足投稿

ご回答くださった皆さまありがとうございます。よく読み込んでまた個別に御礼申し上げたいと思いますが取り急ぎ御礼まで。

取り急ぎなのですが、ご回答の中に、NISAや変額保険を併用しない理由についてのご指摘があり、私の記載に足りない点があったため補足です。
今回の保険の他に、月6万の変額保険も一緒に併用で勧められております。そちらも、私としては少し金額を再考したいと考えております。
NISAはおすすめしないと言われております。必要資産が十分にある方におすすめのものとのことでした。

プランナーの回答(9件)

 
小栁善寛

佐賀県

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4.9

小栁善寛

小栁善寛

小栁善寛 (佐賀県)
経歴:18年
年間相談件数:181件

所属:(株)トラスト
取扱い:生命保険12社 損害保険2社

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4.9

asamiyaさん、ほけん知恵袋をご利用いただきありがとうございます。

はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。
ご相談いただき、またここまで丁寧に状況をお伝えくださり、ありがとうございます。

老後とお子さまの教育資金、どちらも大切な目標ですね。
そして、運用経験がない中で大きな決断をするのは、とてもご不安なお気持ちだと思います。

まず、いただいたご質問について順にお答えいたします。



【1】リスクや認識違いはありますか?

ドル建て保険は、確かに魅力的な部分もありますが、リスクや注意点もいくつかあります。

1、為替リスク

説明では「手数料が50銭程度」とのことでしたが、重要なのは「為替レート」そのものです。

たとえば契約時よりも円高(1ドル=150円→100円)になると、せっかくドルで増えても円に換算したときに受取額が目減りしてしまうリスクがあります。
つまり、手数料よりも為替変動そのものが大きなリスクです。

2.、流動性リスク

確かに「途中解約可能」で「3年目からプラス」とありますが、まとまったお金を20年ロックしてしまうのは、教育資金など近い将来に必要になるかもしれないお金には向きません。

もし急に大きな出費があった場合、必要なタイミングで十分な資金が引き出せないリスクも考えておくべきです。

3、金利リスク

現段階では「5%」と良い条件ですが、もし今後世界の金利環境が大きく変わった場合、今契約した条件が「将来的にそこまで良い条件とは言えない」可能性もあります。

一度契約するとその条件で固定されるので、柔軟な見直しがしにくいこともリスクのひとつです。

【2】私ならお勧めするか?

結論から申し上げると、

「すべてをこの商品にまとめるのはおすすめしません」
ただ、一部を活用するのは十分ありだと考えます。

理由は、資産運用の基本は「分散」だからです。
また、ドル建てのリスクをきちんと理解できるなら、株式や投資信託のようなハイリスク・ハイリターンを狙う運用だけが正解ではありません。

むしろ、米国債を中心とした安定資産を裏付けに持つドル建て保険は、堅実な資産形成の選択肢のひとつです。

たとえば:

・手元の生活防衛資金(すぐに使える円資産)

・外貨資産(ドル建て保険や米国債)

・世界株式中心の運用(つみたてNISAやiDeCo)

こうしてバランスよく持つことで、将来の変化にも柔軟に対応できるポートフォリオが作れます。

日本円だけに依存するのはリスクが高まっているため、今後は「通貨分散」も意識したいところです。

その意味でも、ドル建て保険をうまく活用するのは賢い選択肢の一つと言えるでしょう。

米国債についてのまとめ案

アメリカも課題を抱えていますが、それでも米国債は、世界最大の経済規模と基軸通貨ドルを背景に、相対的に最も信用力の高い資産とされています。

特に、有事の際に「最後にお金が集まる先」として機能してきた歴史があり、リスクを抑えながら資産を運用したい場合には、裏付け資産としての信頼性は高いと言えます。

【円は大丈夫か?】

・預貯金(手元にすぐ動かせる資金)

・円建ての安全資産(個人向け国債など)

日本円は、主要国最弱通貨とも言われ、少子高齢化やGDPの低迷など、構造的な課題を抱えています。
そのため、これからは「円だけ」ではなく、「外貨資産」や「国際分散投資」を意識した資産形成がますます重要になっていくでしょう。

・成長を狙った運用(つみたてNISAやiDeCoなど)

・一部をこのドル建て保険に

このように、資産をいくつかの「性格の違うカゴ」に分けて管理するのが理想です。
そうすれば、急に教育資金が必要になった場合でも、慌てずに対応できるでしょう。

また、資産運用は「手数料が安い・長期・分散・積立」が王道です。
この原則に沿ったつみたてNISAやiDeCoも、ぜひ引き続き検討を続けていただきたいです。
ドル建て保険だけに依存するより、ずっとバランスの良い資産形成ができると思います。



最後に

asamiyaさんが今感じている「なんとなくの不安」は、決して間違っていません。
むしろ、大きなお金を動かすときこそ、このように慎重に考えることがとても大切です。
「ちょっと心配」と感じる自分を信じて、焦らず、今後の人生設計に合った選択をしていきましょう。

もしも「このくらいなら納得できる」という金額だけドル建て保険に預け、残りを自分たちのライフプランに合わせて柔軟に運用していけば、きっとご家族にとって一番安心できる未来につながると信じています。

asamiyaさんとご家族にとって、より良い未来が開けますよう、心から願っております。

ファイナンシャルプランナー
小柳 善寛

2025-04-11

4

asamiyaさん

asamiyaさん
からの返信

asamiyaさん

asamiyaさん
からの返信

小柳善寛さま
丁寧に分かりやすくお答え頂き大変ありがとうございました。詳しくご説明頂き、リスクが良く理解できました。
〉まとまったお金を20年ロックしてしまう
〉一度契約するとその条件で固定されるので、柔軟な見直しがしにくいこともリスクのひとつ

はっとしました。まさに、20年資産の殆どが使えなくなるというのには不安を感じておりましたし、柔軟な見直しというのは無かった視点でした。
資産の殆どをこの商品に預けるのはやめることにし、良く検討をしたいと思います。
この度は丁寧なご返信ありがとうございました。

2025-04-14

小栁善寛

小栁善寛

小栁善寛

小栁善寛

asamiyaさん

ご丁寧な御礼のお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
また、私のご回答が少しでもご不安の整理や今後のご判断のお役に立てたとのこと、大変嬉しく思います。

特に「資産の多くを20年間ロックしてしまうリスク」や「柔軟な見直しがしにくいリスク」に、しっかり着目していただけたことは本当に素晴らしいことだと思います。
一度立ち止まり、慎重にご判断を見直されるご決断は、将来にとって必ず大きな意味を持つと確信しております。

また、追加でご指摘いただいた**将来の日本円のリスク(少子高齢化・GDP減少による円安、1ドル200円時代の可能性)**についても、真摯に受け止めております。

実際に、現在の日本の経済構造や財政状況を考えると、長期的な円安傾向は避けがたいテーマです。
少子高齢化に伴う経済規模の縮小、国債残高の増加、労働力人口の減少――これらを踏まえると、
1ドル=200円近い水準になる可能性も決して非現実的ではありません。

そのため、これからの資産形成においては、円資産だけに依存しないこと、
つまり**「通貨分散」**の考え方がますます重要になります。

その意味でも、外貨建て資産(ドル建て保険や米国債など)を一部取り入れることは、
円安リスクに備える非常に有効な方法です。

ただし、繰り返しになりますが、資産を一つの商品に集中させるのではなく、
円資産・外貨資産・投資信託など、資産全体のバランスを意識して分散させることが、
これからの不確実な時代を賢く乗り越えるためには何より大切だと考えています。

これからasamiyaさんが、焦らず、柔軟に、そしてご家族にとって無理のない形で資産形成を進めていかれることを、心から応援しています。
もしまたお力になれることがありましたら、いつでもご相談ください。

改めまして、このたびは本当にありがとうございました。

ファイナンシャルプランナー
小柳 善寛

2025-04-14

4

 
広村泰則

石川県

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広村泰則

広村泰則

広村泰則 (石川県)
経歴:20年
年間相談件数:144件

所属:クリイト株式会社
取扱い:生命保険20社 損害保険6社

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asamiyaさん、はじめまして^^

そのあたりはいろいろな考え方があります。
基本的には、“悪くはない”と思いますが、人によってはお勧めしないと考える人もいるでしょう。

いろいろな考え方がありますが、
今回のようなケースであれば、私だったら全部をドル建一時払にするのはお勧めしません。
ご相談者のお考えにより割合はいろいろですが、2~7割くらい(幅広くてすみません)をドルにして、残りは当初検討されていたNISAや変額保険と組み合わせされることをお勧めします。

私個人のお金だったら全部をNISAあるいは変額保険にすることを第一選択肢にして、少しドルも組み合わせてみるかなーという順序で考えますけど^^;


まず、一般的な話をさせていただきます。

もしも一時払のドル建て保険に入るとしたら、タイミングとしてはよいタイミングです。
為替が円安寄りなのはイマイチですが、金利が高いことはとてもいい状況です。


高金利ですので、一時払保険を選択するとしたら、なるべく長期間にわたって金利が固定されるものにしたらよいでしょうね。


為替については、年初に比べると円高に振れていますが、10年スパンで見れば円安状態で良いタイミングではあまりありません。
しかし、為替については、日本の国力を鑑みると長期的に見れば今後も円安傾向が続くと考える人も多いです。
だとしたら、今はそれに比べれば円高ということで良いタイミングと言えることになります。
一方で、円高になる可能性を指摘する人も少なからずいます(私もどちらかというとそうです)
トランプさんは…イレギュラーな事象ですが、彼のようにドル安円高を望む政治家も時に登場しますね。

結局のところ為替については長期で考えると、どうなるかなんて予言できません。
現在は金利が高いため、為替によって元本割れとなるレートはかなり円高が進んだ場合に限られるので、あまり心配しなくてよいというのが一般的な見立てで、その保険屋さんが言っていることに間違いがあるわけではありません。


以上、一般的な話でした。
少し注意点もお伝えしておきます。


>①為替の変動で円高になると損。しかし1ドル74円以下にならないと元本割れはしない。

とのことですが、1ドル74円を切らなければそれでOKではありません。
将来、物価が上昇しているとしたらその分くらいは増えてくれていないと、実質の価値として目減りしてしまいます。

74円が損益分岐点だとしたら、仮に1ドル155円で計算するとですが、20年後に206%くらいに増える計算です。
しかし、物価がもし1.22倍になっていると想定すると、90円が損益分岐点になります。
(1.22倍というのは毎年1%ずつ物価上昇した場合の20年後の物価水準からです)

90円という円高も、今はあまり想定しにくいかもしれないので、あまり恐れなくていいかもしれませんが^^;



>この先、不確定要素ですが、子供が増えたり住み替えや教育に資金がかかることも考えると

一時払で預けたお金は20年後にしか受け取れないのではなく、5年後や10年後、15年後など、好きなタイミングで解約してよいですし、必要な分だけ減額して受け取ることも可能です。
ただし、期間が短いと解約控除があったり、初期費用のマイナスの影響が残っていたり、あるいは為替の影響で元本割れになっている可能性が20年後に比べると高いので注意が必要です。



ところで、そもそもNISAや変額保険の検討だったのに、結局それはナシで全部をドル建一時払にするのはなぜでしょう?
私だったら変額やNISAが第一選択肢になるので、ちょっと不思議です。

asamiyaさんの運用に対する不安が小さくなくて、ドル建一時払の方が安心できると考えたならそれでよいのですが、保険屋さんがドル建一時払を売りたいからそちらに誘導されているとしたらもったいないなと感じます。

ドル建一時払は、入るとしたらよいタイミングです。
しかし、金利が高いとはいえ、実質の利回りはせいぜい4~4.5%です。
これも人により見方は変わりますが、NISAや変額の方が短期的な変動の幅は大きくても長期的にはより高い利回りを期待できます(一般的にそうみている人が多いだけで確定ではありませんが)。

また、ドル建だと為替リスクにさらされるままですが、変額やNISAなら(担当者のアドバイスにより)運用先をきちんと管理することで為替リスクを含めリスクコントロール可能です。
途中での引き出しもドル建一時払よりしやすいです。
候補から消えてしまっているのがとてももったいないように思います。


>以上のような説明を受け、元本割れせずに2倍に増えるのは良いことのように思うのですが、この先、不確定要素ですが、子供が増えたり住み替えや教育に資金がかかることも考えると、財産の多くを預けることになるため不安を感じております。

ありがちなアドバイスですが、ライフプランニングシミュレーションを一度作ってもらうといいですよ。
“きちんとした”ライフプランニングを作成すると、どのくらいの資金を運用に回してよいかも把握できますよ^^
ただし、保険屋さんやハウスメーカーが行なうライフプランニングは営業のために都合よくコントロールされていることもあるので、注意も必要です。


>②皆さまでしたら、この商品を含め何を勧められますか。この商品を勧める、違う商品を勧める、何かと併用すべきなどあると思いますが

上記のように変額やNISAを併用しない理由を保険屋さんに確認されることをお勧めします。
また、正確な内容がわからないのでなんともですが、ドル建にするにしても、もう少しだけですが、利回りの高いものがあるような気もしました。
保険会社はここでは出せないので、必要なら個別にメッセージください。



以上、長文で失礼しました。
参考になるところがあれば幸いです。
追加でご質問がありましたら、こちらの掲示板や個別にメッセージいただければ回答させていただきます。
安心・納得の商品選び、将来設計につながることを願っております。
お読みいただき、ありがとうございました。

2025-04-11

3

 
小栁善寛

佐賀県

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4.9

小栁善寛

小栁善寛

小栁善寛 (佐賀県)
経歴:18年
年間相談件数:181件

所属:(株)トラスト
取扱い:生命保険12社 損害保険2社

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4.9

asamiyaさん、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。ご相談いただき、またここまで丁寧に状況をお伝えくださり、ありがとうございます。

老後資金とお子さまの教育資金、どちらも大切な目標ですね。大きな決断に慎重になられるお気持ち、よくわかります。

【1】ドル建て保険のリスクについて

ドル建て保険は魅力的な面もありますが、
・為替リスク(円高になると受取額が減る)
・流動性リスク(途中で引き出しにくい)
・金利リスク(将来、今の条件が見劣りする可能性)
があるため、リスクを理解したうえで加入すべき商品です。

「元本割れせず2倍になる」と聞くと良い面ばかりに見えますが、長期拘束や為替の影響を受けることも忘れないようにしましょう。



【2】資産の分散について

すべてをドル建て保険や変額保険にまとめるのはおすすめしません。
資産運用の基本は「分散・長期・積立・低コスト」。たとえば、

・手元の生活防衛資金(円で確保)

・外貨資産(ドル建て保険や米国債)

・成長資産(つみたてNISAで世界分散投資)

と、性格の違う資産をバランスよく持つことが大切です。

日本円だけに頼るのもリスクです。
円は少子高齢化・GDP低迷などから、今後さらに価値が下がる可能性もあります。だからこそ、通貨の分散も必要な時代です。

【3】月6万円の変額保険について

変額保険は元本保証がなく、保険コストも高いため、
月6万円はかなり大きな負担です。
途中解約すると損失が出やすい商品なので、無理のない金額での検討が必要です。

【4】NISAについて

「NISAは資産が十分にある人向け」という説明は誤解です。
NISAはこれから資産形成を目指す方にこそ適した制度です。
少額から世界分散投資ができ、非課税メリットも大きいため、前向きに活用を考えてよいでしょう。

盲点はNISAで運用されるインデックスファンドは、AI(アルゴリズム)によって機械的に市場全体に投資する仕組みです。
そのため関係コスト(信託報酬)が非常に低く、運用効率は高いですが、投資対象の中には軍事産業や環境負荷の高い企業なども含まれる場合があります。
運用効率と引き換えに、投資先を細かく選べない点にはご注意が必要です

また、NISAは保険と違い、「死亡保障」や「教育資金」などお金に明確な名前が付いているわけではありません。
自由に使える分、ご自身で資金の目的を意識しながら管理することも大切になります。

【まとめ】

ドル建て保険も変額保険も、仕組みを正しく理解すれば選択肢のひとつです。
ただ、今回のご提案内容は資産を集中させすぎるリスクがあり、慎重な再検討をおすすめします。

焦らず、「本当に自分たちに合った運用方法か?」を見極めてください。
asamiyaさんが感じている「なんとなくの不安」は正しい感覚です。
これからの資産形成を心から応援しています!

ファイナンシャルプランナー
小柳 善寛

2025-04-11

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広村泰則

石川県

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広村泰則

広村泰則

広村泰則 (石川県)
経歴:20年
年間相談件数:144件

所属:クリイト株式会社
取扱い:生命保険20社 損害保険6社

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asamiyaさん、補足ありがとうございます。

変額保険も検討されているのですね。早合点してすみませんでした。

ただし、変額保険、私自身は積極活用していますが、注意点もあります。
変額保険を検討される場合は、保障重視なのか、資産形成重視なのか、見失わないようにしてください。

なぜなら「保障付きの変額保険」を(特に80歳満期や70歳満期など長期の保険期間で)契約すると、資産形成の効率はかなり落ちます。
「保障なしの変額保険(変額個人年金保険)あるいはNISA」で行なった場合の資産形成の効率と、
「保障ありの変額保険」で行なった場合の資産形成の効率を比べてみて、
保障が必要でそのためなら、そのくらい効率が落ちても問題ない場合に、「保障付きの変額保険」をご選択ください。

また、保障が必要な場合は、「NISA+掛け捨て保険」あるいは「保障なしの変額個人年金保険+掛け捨て保険」ということも選択肢になり、そのほうが良い資産形成、よい保障を確保できることもあるので、できれば比較なさってください。

また、NISAについては、資産が十分にある人だけではなく、多くの人におススメできる制度です。
おそらく今回の場合も選択肢にしてぜんぜんOKです。

おそらくNISAを扱っていないため、良いように言わないだけです…

2025-04-11

1

 
小栁善寛

佐賀県

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小栁善寛

小栁善寛

小栁善寛 (佐賀県)
経歴:18年
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所属:(株)トラスト
取扱い:生命保険12社 損害保険2社

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asamiyaさん、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。ご相談いただき、またここまで丁寧に状況をお伝えくださり、ありがとうございます。

老後資金とお子さまの教育資金、どちらも大切な目標ですね。大きな決断に慎重になられるお気持ち、よくわかります。

【1】ドル建て保険のリスクについて

ドル建て保険は魅力的な面もありますが、
・為替リスク(円高になると受取額が減る)
・流動性リスク(途中で引き出しにくい)
・金利リスク(将来、今の条件が見劣りする可能性)
があるため、リスクを理解したうえで加入すべき商品です。

「元本割れせず2倍になる」と聞くと良い面ばかりに見えますが、長期拘束や為替の影響を受けることも忘れないようにしましょう。



【2】資産の分散について

すべてをドル建て保険や変額保険にまとめるのはおすすめしません。
資産運用の基本は「分散・長期・積立・低コスト」。たとえば、

・手元の生活防衛資金(円で確保)

・外貨資産(ドル建て保険や米国債)

・成長資産(つみたてNISAで世界分散投資)

と、性格の違う資産をバランスよく持つことが大切です。

日本円だけに頼るのもリスクです。
円は少子高齢化・GDP低迷などから、今後さらに価値が下がる可能性もあります。だからこそ、通貨の分散も必要な時代です。

【3】月6万円の変額保険について

変額保険は元本保証がなく、保険コストも高いため、
月6万円はかなり大きな負担です。
途中解約すると損失が出やすい商品なので、無理のない金額での検討が必要です。

資産形成が目的なら、保険を介さず、
つみたてNISAなどで低コストの運用を始めたほうが効率的な場合も多いです。

【4】NISAについて

「NISAは資産が十分にある人向け」という説明は誤解です。
NISAは、これから資産形成を目指す方にこそ適した制度です。
少額から世界分散投資ができ、非課税メリットも大きいため、前向きに活用を考えてよいでしょう。

【まとめ】

ドル建て保険も変額保険も、仕組みを正しく理解すれば選択肢のひとつです。
ただ、今回のご提案内容は資産を集中させすぎるリスクがあり、慎重な再検討をおすすめします。

焦らず、「本当に自分たちに合った運用方法か?」を見極めてください。
asamiyaさんが感じている「なんとなくの不安」は正しい感覚です。
これからの資産形成を心から応援しています!

ファイナンシャルプランナー
小柳 善寛

2025-04-11

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小川健一

東京都

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小川健一

小川健一

小川健一 (東京都)
経歴:15年
年間相談件数:250件

所属:株式会社ワールドフィナンシャル 東京第一支社
取扱い:生命保険24社 損害保険10社

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asamiyaさん

こんにちは、保険代理店ワールドフィナンシャルの小川健一です。
『ドル建て生命保険への高額加入』でのご質問ですね。

まずFP相談での説明内容は概ね合ってます。
それを踏まえての回答になります。

①リスクが他にもある、あるいは私の認識違いがあればご指摘お願い致します。

⇒後々米国債(米国の金利)が下がる事で受けるメリットを「市場価格調整」といいます。
簡単にいえば、今の国債(利率5%の国債)と先々発行される国債(例:利率3%)とでは価値がより高いのは5%の国債なので、その差異でプラスになる、という意味です。
※もちろん逆のケースもありますが過去の利率を踏まえると5%台(現状の10年国債の利率は4%台ですが)は非常に高い利率です。
リスクは為替レートですが、他の円建て保険や銀行の定期預金と比較してもプラスになる要素は高いので、その意味でも選択肢としては大きいと思います。

②皆さまでしたら、この商品を含め何を勧められますか。この商品を勧める、違う商品を勧める、何かと併用すべきなどあると思いますが、ご意見伺いたいです。

⇒内容的に現段階である程度のまとまったお金(現金)があるという認識で話をしますが、この手の保険商品は複数社で取り扱っています。
今回、20年ということは某G社のかと思われます。
ところで何年後に使う予定(計画)でしょうか?
この手の保険では10年・20年・30年・それ以上、とあります。
それぞれ予定年数に近いもので選択されると良いかと思います。
比較する際は各保険会社の公表している利率ではなく、設計書に記載の解約返戻率を比較して下さい。
※各保険会社で公表利率から必要経費(保険会社が取る分)を差し引きますが、それぞれ経費額が異なる為、実際に受取る金額(率)で比較しておく必要があります。

他に高利率が期待できるものとしては株式等を中心に運用する変額保険(NISAと同じ運用のもの)もあります。ただ変動幅が大きく一括で預けて増やすには外貨建て以上に増える可能性は高いのですが、リスク(株価変動リスク)も大きめなので、時間的分散であれば(毎月幾らずつ貯めていく)リスク低減出来ますが、一考の余地はあります。

ちなみに、もしお子様のご年令と進学での必要額との絡みで10~15年以内に使う可能性が高ければ10年満期の保険をお勧めします。

ご不明な点・追加のご質問等がございましたら、お気軽に当サイト(ほけん知恵袋)をご活用頂ければと存じます。

2025-04-11

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大野健司

静岡県

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大野健司

大野健司

大野健司 (静岡県)


所属:フロンティア•パートナーズ株式会社
取扱い:生命保険13社 損害保険1社

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「米国では金利が下がるフェーズに入ったため?(入ってないけど全然入ってない)今入っておくとある程度下がったタイミングで解約してもいいし(金利下がると円高になるけどこいつ馬鹿)20年間持っておくと元本割れせずに(いやいやそりゃ円高でも元本割れしないかもしれないけどインフレ分は減るのにいわないのは詐欺)利息分も受け取れ元金から約2倍ほどに増える(イヤーコンプライアンスどこに行った)
どこの誰か教えてください金融庁に告発したいのですがと思いました。
流石この変動の大きなトランプというなんとも理解不能王様の今恐ろしい事が世の中に有るのですね。積立が良いと思いますよ時間分散出来ますからトランプは円高を強く押し付けて来てますから為替ヘッジしているのでコツコツやるとかそんな変額保険も有りますがファンドでもありますが1発払うのは目的が違いというかやめといてください。

2025-04-11

0

 
小川健一

東京都

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5.0

小川健一

小川健一

小川健一 (東京都)
経歴:15年
年間相談件数:250件

所属:株式会社ワールドフィナンシャル 東京第一支社
取扱い:生命保険24社 損害保険10社

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asamiyaさん

補足のコメント、有難う御座います。
分からない点・更に確認したい点等、お気軽にお問い合わせ頂ければと存じます。

別途で@6万円/月の変額保険も併用で勧められているとのことですね。
金額は無理のない範囲で(途中で息切れしてしまっては、またお子様が成長するにつれかかる教育費等も基本的に増えますので)始めるのが良いと思います。
さて、NISAも変額保険も基本的に運用先として選択が多いのは外国株式メインの投資信託商品です。
NISAと変額保険の違いは万が一の際の保障(保険金、もしくは三大疾病時に以後の保険料を払わなくてよい特約)があるか無いかです。
無いよりは保障はあった方が良いのですが、一方で保障がある分だけ積立(運用)にまわるお金の割合が減ります(年齢等にもよりますが支払った保険料の5~10%)。

別途で万が一の際の保障をお持ちであれば、言い換えれば資産形成(教育資金の形成)に特化するのであればNISAの方が運用に回る分がより多く且つ増えた分に対する税制面の優遇が良いので変額保険にする必要はないと思います。

相談されたFPが保険募集人だとNISAを勧めても募集人のメリットはないので敢えて変額保険を強く勧めるケースも見受けられます。
必ずしも「必要資産が十分にある方におすすめ」という訳ではありません、資産形成にあたって途中で万が一のことがあった際の事を考えた場合に、どちらにメリットがあるか?の話ですので、資産の大小ではなく個々のお考え・ご意向によってだと思います。

もちろん、例えば毎月6万円を積み立てるとした場合、NISA3万円・変額保険3万円という形で分けたって良いのです。

以上、ご参考になれば幸いです。

2025-04-12

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  経歴:

15年  年間相談件数: 250件

  所属:

株式会社ワールドフィナンシャル 東京第一支社

  住所:

東京都 中央区東日本橋3丁目9-15 グラニート丸絖ビル5階

 取扱い:

生命保険24社 損害保険10社

相談内容:

生命保険の加入/見直し, 損害保険の加入/見直し, ライフプラン, セカンドライフプラン, 税金・節税対策, 相続対策, 事業承継, 資産運用, 法人コンサルティング

保有資格:

TLC (生保協会認定FP), 生命保険募集人, 損害保険募集人

現在、保険募集人業務と兼務して社内の各種業務に従事している関係上、全て「定休日」表記にしております。・・・

小栁善寛

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4.9

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  経歴:

18年  年間相談件数: 181件

  所属:

(株)トラスト

  住所:

佐賀県 佐賀市光2丁目1-1 佐賀支社

 取扱い:

生命保険12社 損害保険2社

相談内容:

生命保険の加入/見直し, ライフプラン, セカンドライフプラン, 税金・節税対策, 相続対策, 事業承継, 資産運用, 法人コンサルティング, 住宅ローン, 不動産, 損害保険の加入/見直し

保有資格:

AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー), FP (ファイナンシャルプランナー) 2級, 二種証券外務員, 相続診断士, 生命保険募集人, 損害保険募集人, 年金・退職金総合アドバイザー, 住宅ローンアドバイザー

「ZENCAN」 善が出来る
お金も、保険も、人生も、将来設計士

私は今までの豊富な人生経験・・・

大野健司

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  所属:

フロンティア•パートナーズ株式会社

  住所:

静岡県 浜松市中区常盤町143-27 グリーンプレイス202

 取扱い:

生命保険13社 損害保険1社

相談内容:

生命保険の加入/見直し, 損害保険の加入/見直し, ライフプラン, セカンドライフプラン, 税金・節税対策, 相続対策, 資産運用

保有資格:

AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)

社会が僕の大学として毎日学びを忘れず研鑽の毎日です。
放浪時代を含めて正規、非正規、自営業、法人代・・・

広村泰則

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  経歴:

20年  年間相談件数: 144件

  所属:

クリイト株式会社

  住所:

石川県 金沢市袋町1-1 ルキューブ金沢4階

 取扱い:

生命保険20社 損害保険6社

相談内容:

生命保険の加入/見直し, 損害保険の加入/見直し, ライフプラン, セカンドライフプラン, 相続対策, 資産運用, 住宅ローン, 不動産

保有資格:

AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー), FP (ファイナンシャルプランナー) 2級, 住宅ローンアドバイザー, 宅地建物取引主任者, 二種証券外務員, 生命保険募集人, 損害保険募集人, TLC (生保協会認定FP)

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