賢い住宅ローン返済計画
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公開日:2025-07-14
更新日:2025-07-14
この記事を執筆した保険プランナー
広村泰則





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経歴:
20年 年間相談件数: 144件
所属:
クリイト株式会社
取扱い:
生命保険20社 損害保険6社
保有資格:
AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー), FP (ファイナンシャルプランナー) 2級, 住宅ローンアドバイザー, 宅地建物取引主任者, 二種証券外務員, 生命保険募集人, 損害保険募集人, TLC (生保協会認定FP)
住宅ローンは、人生で最も大きな買い物の一つであり、その返済計画はライフプランに深く関わってきます。
漠然と「35年ローンで…」と考えていませんか?
実は、一人ひとりのライフスタイルや将来設計に合わせて、最適な返済期間や方法があるのです。
今回は、住宅ローンを組む前にぜひ活用してほしいFP(ファイナンシャルプランナー)相談の重要性についてお話しします。
1. 住宅ローンを借りる前に、なぜFP相談が重要なのか?
住宅ローンを検討する際、ぜひFP相談を利用してください。特に、ライフプラン・シミュレーションを実施することをおすすめします。
このシミュレーションを行うことで、以下のようなメリットがあります。
• 将来の収入や支出を踏まえた上で、適正な住宅予算を確認することが可能
• 住宅ローンの適正な返済期間を確認できる
一般的に、住宅ローンは返済期間が長くなると総返済額が増える傾向にあります。
また、定年以降は返済能力が小さくなるため、多くの方が定年年齢の60歳、あるいは再雇用などを考慮して65歳を意識したり、キリの良い年数として30年や35年という返済期間を検討する傾向があります。
2. 「あえて」返済期間を長くする選択肢も?
しかし、実は「敢えて」返済期間を70歳やそれを超える年齢にした方がよいケースも存在します。
もちろん、返せるあてがないのに無理して借りることは避けなければなりませんが、例えば以下のようなケースです。
• 貯蓄をなかなか積み上げられず、子どもの教育費がかさむ期間を乗り越えるのが大変だと見込まれるご家庭
かつ、
• 子どもの教育費の負担を乗り越えさえすれば、その後、定年までの期間が十分にあるなど、貯蓄をたくさん積みあげられる見込みがあるご家庭
このようなケースでは、返済期間を長くして当初の返済負担を軽くすることで、貯蓄や資産形成が進むようにして教育費がかさむ時期をしっかりと乗り越えられるようになります。
そして、子どもが独立した後には貯蓄を増やし、返済を積極的に進めたり、退職時に一括返済したりするというしなりを描くことが可能です。
もちろん、「退職金もあるし、なんとかなるだろう」という根拠のはっきりしない期待(甘え)により、
ただ予算を確保するために大きな金額を借りたり、長過ぎる返済期間に設定することはよくありません。
しかし、きちんと見通しを立てたうえで、「敢えて」返済期間を長くすることで、
総返済額は増えることになるでしょうけれども、安定した返済計画、人生設計を立てることが可能なこともあるのです。
まとめ
住宅ローンの返済期間は、単純に短ければ良い、長ければ悪いというものではありません。
ご自身のライフステージや将来の予測される支出、特に子どもの教育費などと照らし合わせながら、最も無理なく、かつ確実に返済を進められる「最適な期間」を見つけることが大切です。
そのために、ライフプラン・シミュレーションを活用したFP相談は、非常に有効な手段となります。
ぜひ、住宅を購入する際は専門家と一緒に、あなたの未来に合わせた賢い返済計画を立ててみてください。
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