証券口座のセキュリティ対策について（楽天証券の取引ごとのロック処理について） | ほけん知恵袋

（2025/5/20補足　電話以外にチャットからの申し出でもいくつかのパターンにとついてはロックが可能になった模様）

本日は保険ではありませんが、相談の多い資産運用について。
今年になって大問題となっている証券口座の乗っ取り被害対策について紹介します。

今年初めから証券口座を乗っ取られて身に覚えのない売買が行われる被害が相次いでいます。
2月3月頃に大きな話題となり、ログインの追加認証などセキュリティ対策の強化が呼びかけられていますが、未だに被害が収まっていません。
（ログインの追加認証だけでは防ぎきれないようです）
その対策として楽天証券において、5月8日より取引の種類ごとにロックをかけられるようになりましたのでご紹介します。

今回の被害は中国株や米国株あるいは日本株など、個別株式の売買を勝手に行なわれてしまい被害に繋がっているケースが多いようですので、投資信託の取引しか行っていない人は、投資信託の取引以外はすべてロックしておくと安全性が増すと思われます。
安心して取引いただくため、今後必須となるログイン時の追加認証に加え、このロック設定もぜひ活用していただけたらと思います。

<設定方法＞
ロックの設定は電話から行います。
ロックの解除についても電話で行ないますが、一旦、登録の電話番号に折り返し電話がかかってきてからの意思確認となります。
そのため、ロックをかける際は事前に登録の電話番号が正しいか確認しておきましょう。

また、取引種類ごとのロックの他、出金手続きをロックすることも可能です。※

なお、ロックの解除については、電話で意思確認がなされた後、10～15分程度、混み具合によって1，2時間かかる可能性もあるそうですが、その日のうちに実行される模様です。

※出金手続きのロック、出金先口座変更のロックについて
出金手続きについては、本人名義の口座にしか出金できないため、ロックをかけなくとも一定の安全性はあると考えられます。必要な時にロック解除に手間取ってお金を引き出すことができないと不便かもしれませんのでよく考えて設定してください。
また、「出金手続きのロック」のほか、「出金先口座変更のロック」という手続きもございます。
前者については今回ご紹介しているロック処理と同じ扱いのもので、ロック実施もロック解除も電話のみで手配が可能です。
後者の「出金先口座の変更をロック」については、ロックをかけることは電話でできるのですが、ロックの解除については郵送のやり取りが必要です。

＜手続きの連絡先について＞
（IFA担当者が付いているお客様）
・IFA口座用お客様ダイヤル
0120-885-696
03-6739-3356（携帯電話はこちらから）

・担当IFAに連絡
担当のIFAに依頼し、IFAからIFA担当者専用ダイヤルに連絡をすることで、ロックの手配、ロック解除を手配
（ロック解除の際は、お客様自身が登録している電話番号に楽天証券より本人確認、意思確認の電話が入ります）

（担当者が付いておらず、単なるネット証券口座のお客様）
0120-41-1004
03-6739-3333（携帯電話はこちらから）
その他電話番号の確認はこちらから（問い合わせ内容により、複数の電話番号が用意されています）
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/support/
※現在は本当に混みあっていて長時間待たされるため、時間に余裕をもってお電話してください

（電話をかける際に必要なもの）
ご自身で電話をかけて手続きする際は、本人確認として以下が必要となります。
部店コード(3桁)、お客様コード(6桁)、ログインID下4桁
（部店コード、お客様コードはログイン後、マイメニューをタップすると、左上に表示されます）
お手元にご用意の上、お電話ください。

上記が不明の場合は、名前、住所、登録の電話番号、生年月日によって本人確認し、手続きすることも可能です。

（ご参考）
筆者の場合は、一部個別株式や債券の取引も行なっておりますが、中心は投資信託であるため、以下の設定としました。
・投資信託のみ売買できるようにし、他の取引はロック
・出金手続きについてはロックしない
・出金先口座の変更についてはロック
（出金先口座の変更について、ロック解除のためには郵送手続きが必要ですが、滅多に変更しないと考えられるため）


以上、ご参考まで。