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ここだけ押さえて! 老後資金いくら必要????

閲覧数:983

公開日:2022-04-09

更新日:2024-03-29

この記事の著者

著者 春野 高利

春野 高利

保有資格:

AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー), 相続診断士, 損害保険募集人, TLC (生保協会認定FP)

株式会社デザートブルーム 代表取締役社長

2002年 ソニー生命保険株式会社 入社
2005年 株式会社F.L.P (保険代理店)保険ショップ「保険相談サロンFLP」経営 【詳細】
2015年 株式会社デザートブルーム 創業 保険Q&Aサービス「ほけん知恵袋」運営 【詳細】 
2020年 一般社団法人 保険乗合代理店協会 理事 【詳細】

ここだけ押さえて! 老後資金いくら必要????


老後2000万問題」に端を発した老後に対しての生活への不安。

では一体いくらあれば、老後安心して生活していけるのか??

結論から申し上げると、夫婦二人である程度のゆとりある老後を送りたい場合は、
約2000万〜3000万もの資金を準備する必要があります。


ここでは、老後必要な生活資金を考える上での、考え方(計算方法)をできるだけ簡単に、お伝え
して、参考にしていただければと思います。

 

 

<老後必要資金 計算式>


( ① 老後必要な生活資金 ー ② 年金額 )X ③ 必要な年数 = 老後必要資金額

考えれば単純な事なのですが、老後必要資金は、上記の計算式から算出されます。
①②③の金額、年数をどのように設定、もしくは把握していいか分からず思考停止になる方も多いです。

それぞれの数値を少し因数分解していきましょう

 

① 老後必要な生活資金


これはご家庭によりもちろん違うと思いますが、ここでは統計データを利用いたします。

*前提:夫婦 夫(会社員) 妻(専業主婦)  同年齢設定

老後の最低限日常生活費    22.6万円/月     
ゆとりのある老後生活費    36.8万円/月

*生命保険文化センター 「生活保障に関する調査」 (令和元年)
 

② 年金額


これも現役時代の年収、加入している年金制度(国民年金、厚生年金、共済年金)により大きく変わってくる内容ですが、
ここでは平均額を使用いたします。

夫 国民年金 + 厚生年金 =約14.6万円/月
妻 国民年金 + なし   =約5.5万円/月

*厚生労働省年金局 厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和2年度)

夫婦二人で約20万円/月
 

③ 必要な年数


男性の平均寿命  81.64歳 
女性の平均寿命  87.74歳

*厚生労働省 簡易生命表(令和2年)

65歳から夫の平均寿命81歳までの16年間と試算します。
(実際はその後、妻は、残りプラス6年平均して生きることになります)

主な年齢の平均余命とその延び(厚生労働省 「簡易生命表」(令和2年)
 



 

計算結果



ではここで計算をしていきます。

( ① 老後必要な生活資金 ー ② 年金額 )X ③ 必要な年数 = 老後必要資金額

( ① 約36万円/月 ー ② 約20万円/月 )X  ③ 16年 = 3,072万


 ① 老後必要な生活資金  → ゆとりのある老後資金約36万円/月で設定
 ② 年金額        → 夫婦二人で約20万円/月と設定
 ③ 必要な年数      → 65歳からご主人の平均寿命81歳までの16年間として設定
 

まとめ

結論的には、夫婦二人である程度のゆとりある老後を送りたい場合は、65歳から81歳までの
16年間で送ろうと考えた場合においては、約3000万もの資金を準備する必要があります。


ここで、大事なのは、まずはこの3000万を、退職金(iDeko)などで一部準備できる場合もありますので、
今のうちから会社に所属している人は、会社の退職金制度を調べる、また「ねんきん定期便」などをみて
自分が現時点の制度で、どれぐらい年金がもらう事ができるのだろうか?っを把握する事から始める事です。


その上で、足りない金額をどのような手段で対策していくのか?が大事になります。

老後必要資金を把握するというのはライフプランを立てるという事です。
ご自身で、シュミレーションをするのは年金制度などもありなかなか難しいと思います。
そういう時は、FPなどのプロに相談する事が望ましいです。
様々な、考えた方含めご提案していたけると思います。


 

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