女性保険のお話
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公開日:2021-05-18
更新日:2024-03-26
この記事を執筆した保険プランナー
大塚辰徳
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経歴:
11年 年間相談件数: 600件
所属:
よくわかる保険の相談窓口
取扱い:
生命保険9社 損害保険3社
保有資格:
FP (ファイナンシャルプランナー) 2級, 住宅ローンアドバイザー, 相続診断士, 二種証券外務員, 生命保険募集人, 損害保険募集人
女性保険は医療保険の保障に加えて、女性特有の病気が原因の場合に給付金が上乗せされます。
女性特有の病気には、乳房・子宮・卵巣に係る病気や妊娠分娩などの合併症など、多岐にわたります。
では、どういった保険があるのか、どうやって選べばいいのか、なぜ女性保険は早くから入っておいた方がいいのかをご紹介させていただきます。
女性特有の病気
がんについては、乳がん、子宮がん、卵巣がんといった女性特有のがんが占める割合が、女性ががんにかかった全体に対して約46%と半分近くを占めていています。
その中でも乳がんは年々増加しています。
乳がんはがんの中でも生存率が高く、長期にわたる治療になる分治療費がかさみます。
女性の患者数が男性より多い理由
女性の患者数は男性より1.33倍います。
その理由は下記のとおりです。
- 女性は妊娠・出産による通院・入院する機会がある
- 子宮など女性しかない臓器がある
- 男性より長生きする
女性保険の選び方
一人一人のライフステージや年齢などによって女性保険に求める保障内容が変化します。
では、いろんな種類の保険の中で、何を参考に選べばいいのでしょうか?
保険に何を求めるか明確にする
病気やケガ治療の場合:入院以外に通院給付金や生活保障
妊娠・出産を希望している場合:妊娠中の病気やケガ、出産時のリスク
40代~50代の場合:婦人科系のがん
自分のライフステージを考える
女性保険には、保障期間が定まっている「定期型」と、一生保障が続く「終身型」とあります。
「定期型」
期間限定で手厚い保障がほしいとき、余裕資金が貯まるまでの利用に向いていて、保険料が低めだけど更新するたびに金額が上がっていきます。
1年更新タイプなどスポットでの利用がおすすめです。
「終身型」
長い人生のリスクにしっかり備えられ、加入年齢が上がると保険料も上がるので、若い時に加入した方が支払の負担が軽くトータルの支払も少ないです。
女性保険の種類
医療保障のほかにお金を貯める「貯蓄型」と、医療保障のみを重視した「掛け捨て型」とあります。
「貯蓄型」
給付金は、払い込んだ保険料総額、保険期間、加入年数などによって決まり、途中解約しても返戻金を受けとることができます。
しかし早期に解約した場合は、払い込んだ金額より返戻金の方が少ない可能性があります。
そして掛け捨て型と比べると月々の保険料は高めなので、家計が厳しくならないように、目的を明確にし、給付条件、保険料とのバランスを考えることが大切です。
「掛け捨て型」
医療保障に重点をおいていることと、貯蓄型より低い保険料が特徴で、最近は日帰り手術や通院での治療も増えているので、基本保障に通院保障がついているとさらに安心です。
基本保障以外にプラスアルファの保障内容が多く用意されているのも掛け捨て型の特徴でもあります。
保障内容をしっかり確認して自分に合うものを選ぶことが大切です。
死亡保障
死亡保障は貯蓄型にセットでついている場合が多く、掛け捨て型にも特約で付帯することができます。
被保険者が死亡したときに遺族に一時金が支払われるので、残された家族の生活の立て直しの費用、自身の葬式代などのために選ばれています。
ただし、一家の大黒柱として家計を支えている場合は、女性保険の死亡保障か、それ以上の死亡保障が持てる保険を選ぶか、十分に検討する事が大切です。
まとめ
出産の際、帝王切開手術をする割合が昔より増えてきています。
いろんなケースに対応する保険も増えていますが、いずれにしても妊娠判明後は加入できなかったり、加入できても条件付き保障になったりすることがあります。
また、子宮がん、卵巣がんは20代後半という若い年齢から罹患するリスクもあるので、早めの女性保険加入の検討が大切なのです。
ぜひ、早いうちからライフプランとのバランスを考えながら、いざという時に助けてくれる自分にあった保険を見つけることをおすすめします。
お客様に生きていく為の保険を提供しております。お客様ご自身の生命保険に加入して使用しなかった時の事ま・・・