(超重要)変額保険を検討する際の注意点 | ほけん知恵袋

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(超重要)変額保険を検討する際の注意点

閲覧数:292

公開日:2025-02-07

更新日:2025-07-29

この記事を執筆した保険プランナー

広村泰則

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  経歴:

20年  年間相談件数: 144件

  所属:

クリイト株式会社

 取扱い:

生命保険20社 損害保険6社

保有資格:

AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー), FP (ファイナンシャルプランナー) 2級, 住宅ローンアドバイザー, 宅地建物取引主任者, 二種証券外務員, 生命保険募集人, 損害保険募集人, TLC (生保協会認定FP)

変額保険を検討する際の注意点です。

資産形成を考えていたら、NISAではなく変額保険を提案されたという話をよく聞きます。
変額保険も有用なケースがあり、私もご案内することはあります。

しかし、「NISAと変額保険はほぼ同じ」と説明される保険屋さんもいるようですが、まったく正しくありません。

まず、保障が付いている変額保険の場合、その分、資産形成としてのパフォーマンスは必ず落ちます。
保障を必要としているならよいのですが、さほど必要としていないのなら無駄なコストでしかありません。
お金の引き出しやすさなど使い勝手も異なります。

また、「資産形成に特化した金融商品+掛け捨て保険」の組み合わせで考えることも選択肢となります。
必ず、比較検討しましょう。

なお、保障がほぼ付いていない変額個人年金保険という商品ならば、共通している要素が増えますが、やはり違いもありますので、しっかり確認しましょう。
(使い勝手の良い部分もありますし、注意を要する部分もあります)


保障機能もあるとはいえ、資産形成機能を重視して検討される人も多い変額保険です。
イメージされているものと十分に合ったものかどうかをしっかり確認し、
希望に合っていない変額保険を契約してしまわないように、とっても大切なことがあります。


保障機能が含まれた変額保険の場合、
同じ保険でも、保険期間を長くするか短めにするかで、資産形成のパフォーマンスが変わってきます。

保険期間を長くすればするほど、資産形成としてのパフォーマンスは落ちます。
同じ年平均6%で運用されたとしても、最終的な解約返戻金の増え具合が異なります。

悪いことに、一部の保険屋さん、FPさんは、なるべく長い保険期間を設定したがります。
「満期のタイミングで相場環境が悪いとよくないので、念のため、長めに保険期間を設定しておきましょう。毎月の積立(保険料)は後で”払済保険“に変更して、ストップさせることも可能ですから」
などと説明します。

メリットがないわけではないかもしれません。
しかし、この話の際に、保険期間を長くすると資産形成としてのパフォーマンスが下がってしまうことはほとんど説明されません。

なぜそんな提案をしてくるかというと、そのほうが保険屋さんが儲かるからです。
同じ保険でも設計の仕方によって、販売手数料に2倍3倍の差が生じます。
 
顧客側が資産形成に保障機能を持たせることを必要だと感じていて、
さらに保険期間もそれだけ長くすることが必要だと感じているのであれば、
そして、その結果のデメリットとして、運用効率が弱まることも分かったうえで顧客側が希望されたなら
それもよいかもしれません

ただ、正しい情報が十分に提供されていて、顧客側が正しい考え方をできているという前提です。
保険屋さん側が都合のいい結論になるような情報しか与えずに、結論を誘導するものであるなら、それは正しい情報提供ではありません。

顧客側が保障機能よりも資産形成を重視しているのに、
十分な正しい情報提供をせずに、
保障機能の良さを強くアピールして、
口のうまさで丸め込むとしたら、
それは、顧客の利益を害して、自身の利益を大きくする行為に他なりません。

一つの保険に資産形成と保障をセットにすることが本当に必要か、
適切な保険期間か、
保障をなしにした場合と保障を付けた場合、資産形成の効率はどう変わってくるのか、 しっかり確認したうえで検討されることを強くお勧めします。


ちょこちょこ遭遇してしまうのですが、「大丈夫なの?」と感じるケースは、
学資積立目的で資産形成重視で検討されている顧客で、
30歳くらいの親、0歳くらいの子に対して、
20年満期でも25年満期でもなく、
70歳や80歳満期という長期の保険期間を設定した変額保険のプランニングです。

コンプライアンス、適切な意向把握、情報提供が必要とされる時代なのに、
いまだにけっこうな確率で提案されているように見受けられます。

(正しく検討した結果、必要と判断されたなら、選択されてよいのですが)
 引っかかってしまわないよう、十分に十分に、ご注意ください。
 

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広村泰則

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  経歴:

20年  年間相談件数: 144件

  所属:

クリイト株式会社

  住所:

石川県 金沢市袋町1-1 ルキューブ金沢4階

 取扱い:

生命保険20社 損害保険6社

相談内容:

生命保険の加入/見直し, 損害保険の加入/見直し, ライフプラン, セカンドライフプラン, 相続対策, 資産運用, 住宅ローン, 不動産

保有資格:

AFP (アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー), FP (ファイナンシャルプランナー) 2級, 住宅ローンアドバイザー, 宅地建物取引主任者, 二種証券外務員, 生命保険募集人, 損害保険募集人, TLC (生保協会認定FP)

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