【自動車保険】判断ポイントを徹底解説

飛び石でフロントガラスにヒビ！まず取るべき行動とは？

走行中、「カツン！」と嫌な音がして、気づけばフロントガラスにヒビが…。
これは高速道路や一般道で、前方の車のタイヤが跳ね上げた小石（飛び石）によって起こる、非常に多いトラブルです。

こうした場合、「保険で修理すべき？」「それとも自腹で？」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、判断するためのポイントをわかりやすく解説していきます。

フロントガラスの修理・交換費用はどれくらい？

フロントガラスの修理または交換には、以下のような費用が発生します。

処置	費用の目安
小さなヒビの修理（リペア）	約1万〜2万円
フロントガラスの交換	約5万〜15万円（車種により変動）

この費用を考えると、「保険を使いたい」と思うのも自然なことです。
しかし、保険を使うか否かは慎重な判断が必要です。

自動車保険でフロントガラスは直せるの？

はい、「車両保険」に加入していれば対応可能です。

ただし、保険の種類や条件によっては以下のような注意点があります。
・免責金額（自己負担分）が設定されていることがある
・保険を使うと「等級」が下がる可能性がある
・翌年の保険料が上がる場合がある

例えば、5万円の修理を保険でカバーした結果、翌年の保険料が年間2万円上がってしまうような場合、「保険を使わず自腹で直した方が結果的にお得だった」というケースも。

【判断基準】保険を使うべきか、自腹で直すべきか？

以下のような判断基準で検討しましょう。

保険を使った方が良いケース

修理費用が10万円以上と高額

等級がすでに低い（保険料への影響が少ない）

免責金額が設定されておらず、全額カバーされる

長期間保険を使っていなかった（無事故割引が効いている）

自腹の方が良いケース

小さなヒビでリペア可能（数万円以下）

等級が高く、下がると保険料が大きく増える

免責額が高く、実質的にほとんどカバーされない

翌年も保険を継続する予定で、保険料の値上がりを避けたい。

【注意】ヒビを放置すると車検NGに！

小さなヒビでも、時間と共に拡大することがよくあります。
さらに、運転席の視界にヒビがある場合や一定の大きさを超えると車検に通らなくなる可能性も。

したがって、早めの修理判断が重要です。迷ったら、まずディーラーや修理工場に見積もりを依頼しましょう。

保険会社への相談と、事前の確認がカギ

保険会社や代理店に事前に問い合わせることで、「保険を使うとどうなるか」の試算を出してくれる場合もあります。
そのうえで、「今回使うのが本当に得か？」を冷静に判断しましょう。

まとめ：一番損しない選択をするために

飛び石によるフロントガラスのヒビは、突発的で予測しづらい事故です。
だからこそ、「今後の保険料の変化」まで含めた冷静な判断が、後悔しないためのカギです。

ポイントを整理すると…

• 修理費用が高額 → 保険利用を検討
• リペアで済む程度 → 自腹がお得な場合も
• 保険の内容や免責額を事前に確認

こうした知識を持っておけば、いざという時も安心です。