自然分娩でも費用がでる保険がある!民間の医療保険であれば保障される可能性を解説

自然分娩でもでる保険

自然分娩でも費用がでる保険がある!民間の医療保険であれば保障される可能性を解説

これから出産を控えている人は、出産費用が心配かもしれません。保険に加入していれば、出産にかかる支出を補える可能性があります。本記事では、自然分娩でも保険金が出る保険について説明します。妊娠・出産にあたって保険加入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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ディアベイビー

目次

出産にかかる費用は健康保険でカバーされる?

病気等で医療機関を受診するときには、公的医療保険(健康保険)から給付が受けられます。6歳から70歳の人でも自己負担割合は3割で、病気になっても医療費負担はかなり抑えられます。ただし、妊娠・出産は病気ではないため、妊婦健診や正常な分娩に伴う検査、正常分娩は原則として健康保険適用外です。

妊娠・出産で健康保険適用は例外的なケース

健康保険適用外の自由診療となるのは、正常な妊娠・出産の場合です。出産時でも何らかの異常で医療措置が必要となった場合には健康保険が適用され、保険給付が受けられます。たとえば、以下のようなケースでは、異常に関する検査や入院、手術などにかかる医療費が健康保険適用となります。

  • つわり(重症妊娠悪阻)
  • 切迫流産
  • 妊娠高血圧症候群
  • 切迫早産
  • 吸引分娩
  • 鉗子分娩
  • 帝王切開

自然分娩に健康保険は適用されない

自然分娩(普通分娩・正常分娩)で出産した場合、病院で出産したとしても治療ではないため、健康保険は適用されません。出産にかかる費用は全額自己負担です。自然分娩にかかる費用は病院によって異なりますが、一般的には40万~50万円程度となっています。

出産費用には公的支援がある

出産費用には公的支援制度が設けられています。公的支援制度を活用すれば、出産時の実質的なお金の負担はそれほど大きくはなりません。出産費用に関する公的支援制度を確認しておきましょう。

出産育児一時金

出産した人には、健康保険から出産育児一時金が支給されます。出産育児一時金は、自然分娩かどうかに関係なく一律の金額です。2023年4月以降は、出産育児一時金として1児につき50万円が支給されます。自然分娩には健康保険は適用されませんが、出産にかかる費用は出産育児一時金でほぼカバーされることになります。

妊婦健診費用の助成

妊娠中の妊婦健診費用に関しても助成制度が設けられており、住んでいる自治体から費用の一部が支給されます。自治体からもらった妊婦健康診査費用補助券を病院の窓口に提出すれば、妊婦健診費用から助成額が差し引かれるのが一般的です。

出産手当金

会社員の人が出産のために会社を休んだ場合には、健康保険から出産手当金が支給されます。出産手当金は、原則として出産日前42日から出産日後56日目までの範囲で、給与が支払われなかった期間を対象に受け取れます。

高額療養費制度

妊娠・出産時の異常等で医療措置を受けた場合、たとえ健康保険の適用があっても治療費が高額になってしまうことがあるのです。健康保険には高額療養費制度があり、月々にかかる医療費の上限は一定程度まで抑えられています。病院の窓口で上限を超えて払った金額については、申請により還付が受けられます。

医療費控除

年間に払った医療費が10万円(総所得金額200万円未満の人は総所得金額の5%)を超えた場合には医療費控除が受けられ、所得税・住民税が安くなります。医療費控除を受けられる場合、確定申告することにより税金の還付が受けられます。

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出産で民間の医療保険の保険金はもらえる?

出産費用に関しては、原則的に健康保険が適用されません。ここからは、民間の医療保険に加入している場合、出産時に保険金や給付金がもらえるのかを説明します。

そもそも妊婦でも医療保険に入れる?

公的医療保険は強制加入ですが、民間の医療保険への加入は任意です。民間の医療保険で保障を受けるには、自分で医療保険を選んで契約しておく必要があります。

ただし、ほとんどの医療保険では、妊婦の加入が認められていません。妊娠中に加入できる保険でも、その妊娠に伴うトラブルは保障対象外という条件が付くのが一般的です。

不妊治療中も医療保険加入が困難

医療保険に加入するには、病院にかかっていないことが基本的な条件です。妊娠していない場合でも、不妊治療を開始していれば医療保険加入が難しくなってしまいます。

出産を考えているなら、不妊治療を開始する前に医療保険に加入しておくのがおすすめです。

健康保険適用の出産なら保険金がもらえる

妊娠・出産時に異常があった場合、健康保険も適用されますが、民間の医療保険でも保障の対象になります。健康保険適用の治療を受けても、入院時の差額ベッド代や食事代などは健康保険ではカバーされません。民間の医療保険に加入していれば、妊娠・出産時の安心感は大きくなるでしょう。

自然分娩は医療保険給付の対象外

自然分娩での出産には、健康保険が適用されません。民間の医療保険も、原則的に対象外となります。妊娠前から加入している医療保険があったとしても、通常は保険金や給付金をもらえません。

自然分娩でも給付金がもらえる医療保険

自然分娩の場合、健康保険、民間の医療保険とも原則的に保険給付対象外です。しかし、少数ですが、自然分娩で出産した場合でも保険金や給付金がもらえる商品があります。自然分娩でも費用が出る保険は、少額短期保険という分類に属する保険です。

少額短期保険には自然分娩が対象になるものもある

少額短期保険の中には、自然分娩でも費用が出る商品があります。ここからは、少額短期保険の特徴や自然分娩で給付金をもらう条件について説明します。

少額短期保険とは?

少額短期保険は、通称「ミニ保険」と呼ばれる保険です。文字通り少額で短期の保険で、保険金額や保険期間の上限が設けられています。

少額短期保険の保険期間・保険金額の上限

少額短期保険の保険期間の上限は、生命保険・医療保険では1年、損害保険では2年となっています。保険金額の上限は、次のとおりです。

疾病による死亡・重度障害300万円
疾病・傷害による入院給付80万円
傷害による死亡・重度障害600万円
損害保険1000万円

少額短期保険のメリット・デメリット

保険期間や保険金額に制限がある少額短期保険には、一般的な保険と異なる特徴があります。少額短期保険のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

少額短期保険のメリット

  • 保険料が安い
  • ニッチな保険商品が多い
  • 加入している保険で不足する補償を補える
  • 更新により保障の継続ができる

少額短期保険のデメリット

  • 高額の保障は受けられない
  • 生命保険料控除の対象とならない
  • 保険会社が破綻した場合の補償がない

一部の保険は自然分娩でも入院給付金が出る

医療保険では、主に入院や手術の際に保険金や給付金が支払われます。出産に関しては、一般的な医療保険では異常分娩の場合にしか保障が受けられません。しかし、少額短期保険の中には、自然分娩の際の入院でも、入院給付金が支払われるものがあります。自然分娩の入院期間は6日程度なため、仮に入院日額1万円なら6万円の給付金が受け取れます。

自然分娩で入院給付金がもらえる条件

出産に関して医療保険の保障を受けるには、保険に加入する時点で妊娠していないことが基本です。少額短期保険でも、妊娠してからの加入では、その出産は保障されません。自然分娩で入院給付金をもらうには、自然分娩による入院を保障対象としている保険に、妊娠前から加入しておく必要があります。

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①妊娠中の方でも妊娠週に関係なくご加入できます!
②ご加入時の妊娠についても、待機期間後は切迫早産などの異常妊娠や異常分娩の長期入院を保障
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赤ちゃんの出生後の病気による長期入院を保障します!
⑤三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)による手術や子宮や卵巣の摘出手術を保障します!

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まとめ

自然分娩で出産した場合、出産費用に健康保険は適用されず、民間の医療保険の保障も原則的に受けられません。ただし、少額短期保険の中には、自然分娩でも入院給付金が支払われる商品があります。これから出産を考えている人は、公的支援の内容や妊娠・出産時のトラブルの可能性について考え、医療保険への加入を検討しましょう。

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