火災保険の見直しについて | 保険Q&A | ほけん知恵袋

cuj63369様

株式会社フィンテックの小川と申します。
この度はご質問を頂き有難う御座います。

①可能であれば出来る限り長期（今回のケースであれば１０年一括払い）をお勧めします。
理由は、近年自然災害が増加傾向にあり、それに伴って年々保険金の支払金額が増加している＝保険料が上がる、からです。
ご参考までに現在の火災保険料は一昨年の関西圏に大きな被害を与えた台風のケースは含まれておりませんし、昨年の関東東北に大きな被害を与えた台風・豪雨の被害も保険料算出にあたっての保険金支払い金額は含まれていないからです。
また保険会社によっては築年数によっては長期契約が出来ない場合も御座いますし、今後１０年契約自体がなくなる方向ですのでご注意下さい。

②全く同じ補償内容であれば保険料が最も安い保険会社でも良いとは思いますが、火災以外の補償部分（水災・風災といった部分の実際の補償金額）や保険金額設定の算出根拠（築年数が長いほど評価金額＝保険金額を低くしていく計算方法か新価（再建時に現在の再建額にみあった金額）での計算方法かでも保険料は大きく変わってきます。また大手の方が大きな災害時に対応部分で差が出る可能性も御座います。

各社とも補償範囲において、特約（オプション）が違っているケースがあり、単純に保険料の安さだけではない面も御座います。
ご検討にあたっては複数社を比較される事をお勧めします。

2020-03-16

①途中で見直しても原契約の解約によるロスはほぼ無いのが一般的です。長期契約の方が割引が効きますし、今後の改定によって長期契約できる期間が短縮される可能性もあるので、可能であれば10年契約をしておいた方が良いと思います。
料率改定により、見直す時期によっては新しい保険の方が高くなる可能性もありますが、その場合は現状維持とすれば良いと思います。
②補償とアフターサービスがまったく同じであれば安い方が良いと思いますが、一見同じ補償に見えても特約や臨時費用の金額などが異なったり、補償の範囲が微妙に異なる場合がありますので注意が必要です。保険会社が異なれば100％同じ補償内容ということはほとんどありません。
アフターサービスに関しては間に入る代理店により大きく異なると思います。販売後はほとんど関与しない代理店と保全や保険金の支払いまでサポートする代理店などいろいろありますので、一概に「安ければ良い」とは言えないと思います。

2020-03-16

cuj63369 様

①途中で見直しをすると、同じ補償内容でも保険料が高くなる可能性があります。火災保険料は近年見直しがあり、保険料が全国的に上がっているためです。（一部除く）
②火災保険は、同じ補償内容で比較し、保険料が安い損害保険会社を選ぶので良いと思います。保険会社が破綻した場合のことを心配するのであれば、大手損保が良いと思います。

2020-03-16

cuj63369さん、こんにちはFPの松原博人です。

私は住宅メーカー内のFP事業部として活動していますので、日常的に火災保険を扱っております。
参考になるように回答致します。

Q①：「保険料を１０年分一括で払っていますが途中で見直しても損はしないのでしょうか？」に回答します。

A：正直に言いまして補償内容を確認しないとハッキリとお答え出来ないのですが、火災保険料は毎年のように上がっております。今年も保険料が上がるのは確実です。もし、補償内容に不満が無ければ、そのまま10年間つづけた方が経済的な損は無いかと思います。他社に切り替えてしまうと同じ補償内容でも保険料が上がってしまう可能性があります。

もし仮に、大きな川の近くにご自宅が有るにも関わらず「水災リスク」に加入していないなど、不安を抱いていた場合、水災リスクに加入することをお勧めします。最近の自然災害は何が起こるか分かりません。
この場合、現在の火災保険に上乗せすることで加入できるかと思います。現在の担当者にご確認ください。

Q②：「火災保険は単純に保険料が安いところを選べばよいのでしょうか？」に回答します。

A:こちらは住宅を購入されるお客様によく質問されます。
細かく伝えるとかなり長い文章になりますので簡単にお伝えします。「高い保険料⇒補償が充実」「安い保険料⇒補償が薄い」と考えても良いかと思います。

台風などの災害が発生した場合、修理お見積書を根拠に保険会社に請求します。
お見積書どおりに保険金を支払ってくれる保険会社。お見積もりに程遠い保険金を提示する保険会社。様々です。
あくまで私の肌感覚ですが保険料が高い保険会社の支払いは迅速で充実しています。
くどいようですが、あくまで私の肌感覚です。

ご参考になれば幸いです。

2020-03-19